GoogleがWebメールサービス「Gmail」に新機能を続々と追加している。 GoogleのWebメールサービス「Gmail」の画面上にRSSフィードを表示する「Gmail Clips」機能のテストが開始されたことがわかった。ただし、現時点では英語圏の一部でテストするに止まっており、日本語のサービスについては「具体的な予定はない」という。 Gmail Clipsは、Gmailのインターフェイス画面の上部に表示される情報スペース。そこにGmailサービスのアップデート情報や「Google News」のフィード、その他ユーザーが指定したRSSフィードを登録することによって、最新情報をいつでも表示できるという。新たにGoogleのスポンサーリンク広告も表示される。
Googleは、Webメールサービス「Gmail」にウイルススキャン機能を追加したことを明らかにした。
Gmailの機能説明ページによると、Gmailに届いた添付ファイルを開いたり、メールに添付ファイルを添付して送信しようとするたびに自動的にウイルススキャンが行なわれる。受信メールにウイルスが発見された場合には自動的に削除を試みる。送信メールの添付ファイルにウイルスが発見された場合には、それが除去されるまではメッセージを送信することはできなくなる。
また、15日には、2つの新機能が追加された。 1つは休暇中にメールをくれた人に対して自動的にメッセージを返信するオートレスポンダー機能。
もう1つはグループ宛にメッセージを送信するためのコンタクトグループ機能だ。これはあるプロジェクトや友人のグループなど全員に宛ててメッセージを送りたいときに、1人1人の連絡先を選び出す手間を大幅に省くことができる機能で、これまでに要望が多かったという。 Gmailには7日付で、すでに3つの機能が追加されていた。RSSフィードを読み込んでGmailの画面上部に表示する機能、Microsoft OfficeやPDFファイルをアプリケーションを開かずにHTMLとして閲覧できる機能、住所や宅配便のデータを自動的に認識しGoogle Mapsや宅配便追跡サービスを利用できるショートカット機能である。 RSSの表示機能については以前、一部ユーザーの画面にRSSが表示されていたことからこの機能が準備中であるという噂が流れたこともあったが、ここにきて一気にさまざまな機能が追加され始めている。Webメールサービスは、米Microsoft、米Yahoo!共に次世代のWebメールサービスのベータテストを行なっており、特に英語圏においてサービス競争が激化している。 日本語版のGmailで差出人アドレスの変更が可能になった。 設定は、Gmailの「設定」から「アカウントの設定」で行なう。「他のメールアドレスを追加」を選択して名前とメールアドレスを入力すると、そのアドレス宛に確認メールが届く。確認メールの確認用URLをクリックするか確認コードを入力すると、追加したメールアドレスの利用が可能になる。複数のメールアドレスを登録し、受信したメールに応じて差出人アドレスを変更することもできる。 追加したメールアドレスを利用してメールを送信した場合、返信先はGmailのアドレスではなく追加したメールアドレスになる。また、携帯電話のメールアドレスを追加することも可能だ。携帯電話で受信した重要なメールをGmailに転送して管理し、Gmailから携帯電話のアドレスでメール送信もできるようになった。 なお、英語版Gmailでは以前から差出人アドレスの変更が可能だった。Googleによれば、日本語版でも2005年12月に一部でこの機能が公開された後、手が加えられて再度2006年1月中旬に公開されたという。