グーグルは、USではめずらしい電車の乗換案内サービスを検索で利用できる「グーグル・トランジット:Google Transit」のベータ版を実験的プロジェクトとして「Google Labs」にて公開しました。ゆくゆくは日本で開始するのでしょうか?日本でサービス開始となれば、首都圏では高度なサービスなので、競合他社も戦々恐々?ですかね。それとも余裕Vなんでしょうか?
このGoogle Transitの特徴は、駅名ではなく、住所で出発地と目的地を指定することで、駅やバス停にかかわりなく検索できるのです。日本国内のサービスでは、まず駅名が重要なポイントとなっていますが、発想が違うサービスに仕上がっています。 これに似た発想のサービスとしては、Livedoor乗換案内サービスは、Flashを多様してAjaxよりもインタラクティブなマップサービスを実現しています。 「グーグル・トランジット:Google Transit」では、グーグルマップスやグーグルローカルとも連動して、出発地からバス停まで徒歩で何分かかるか、どのルートを歩けば最短距離で行けるかといった情報もGoogle Maps上で表示することもできます。もちろん、電車やバスの時刻を考慮に入れた上で移動にかかる時間と旅費を計算するのですが、USでは車社会と言われるだけあって、電車の運賃と車で移動する場合のガソリン代を比較表示できる点も面白い機能でしょう。 あくまでもベータサービスなのですが、グーグルのベータは、常に進化すると言う意味で、永久にベータのままサービスするという考えもあるようですが、商用で広告などと連動するところまで作りこまれた段階で正式サービスとされるようです。 公開された時点でのGoogle Transitのカバーエリアは、USオレゴン州ポートランドの都市部のみとなっているため、オレゴンを旅する予定の方は楽しめると思います。これは、ポートランドにある公共交通機関のTri-Metがすでに収集していたデータがGoogleにとって扱いやすいものであったことが影響しているということで、Googleno開発チームではカバーエリアを拡大したい意向としています。 使い方は,地域検索サービス「Google Local」で道順を調べる場合と同じ。出発地と目的地,希望する出発または到着日時を入力して検索を実行すると,交通機関の時刻と料金,全行程の所要時間などを提示する。地図や航空写真,および両方と重ねた経路も表示する。車を使った場合の料金と比較することも可能。 グーグルでは,新サービスをGoogle Localに組み込まずに単独で提供することについて,「人々がどのくらい公共交通機関のデータを利用するのかを調べるとともに,フィードバックなどを参考にしながら改良を重ねていく予定であるため」と説明している。 日本ではいつ?ベータ公開されるのでしょうか!しかし日本の場合には、公共の交通機関として電車の利用が高度化して発達していますので、専門のソフトウェアもある位に高度なサービスですから、天下のGoogleと言えどもこの分野には容易に参入できないでしょうね。
グーグル、無料の乗換案内サービス「Google トランジット」 グーグルは、携帯電話向けの乗換案内サービス「Google トランジット」を開始した。URL入力でアクセスでき、利用料は無料。 今回サービスが開始された「Google トランジット」は、日本全国を対象にした乗換案内サービス。出発地と目的地を入力すれば乗換経路の検索ができる。出発・到着時刻の指定が設定も可能。 出発地や目的地の入力では、駅名だけでなく住所や建物名の入力にも対応し、検索結果では自動的に最寄りの駅を表示する。また、入力された地名が複数存在する場合は、出発地と目的地から判断して近い位置が第一候補として検索結果が表示される。 サービスは米国でパソコン向けに提供されているものの、携帯向けに提供するのは世界に先がけて日本が初めてになることを明らかにした。すでに携帯向けにサービスを提供している「Google モバイル検索メール」との連携など、携帯向けサービスを引き続き拡充していく方針を示した。