米航空宇宙局(NASA)は5日、昨年1月に火星に着陸した2台の無人探査車が、火星の1年間(地球の687日)にわたって地表を観測するのに成功したと発表した。しかしこの話題で一番驚いたのが、まだ火星探査車オポチュニティーって元気?に活動していたんですね。その方がすごい気がします。。
先に着陸したスピリットは3週間前、オポチュニティーは11日に2年目に突入。当初の活動予定は地球の3カ月間だった。 探査を担当するジェット推進研究所(カリフォルニア州パサデナ)のジョン・カラス博士は「探査車は火星のすべての季節を乗り切った。季節は再び晩夏になりつつあり、2度目の冬を生き残るために準備を進めている」と話した。
NASA火星探査車、最大クレーターに到着 米航空宇宙局(NASA)は27日、2004年1月から火星表面で探査を続けている無人探査車オポチュニティーが、調査対象としては最大となるクレーターに到着したと発表した。 当初は3カ月の寿命を想定していたが、10倍以上もの活動期間となるタフな働きぶりで、移動距離も9.2キロに達した。 NASAによると、到着したのは、メリディアニ台地にあるビクトリアと呼ばれる直径800メートルのクレーターの縁で、04年に6カ月にわたって調査したクレーター「エンデュランス」のほぼ5倍の大きさ。 NASAは「深い地層が露出している場所を調べることで、火星の太古の環境がさらに分かってくる」と期待している。 オポチュニティーはイーグルと呼ばれる小さなクレーター付近に着陸後、先に火星の別の場所に着陸した双子の探査車スピリットとともに火星の水の痕跡を発見するなど、大きな成果を上げてきた。
なんと!4年目火星でNASA探査車スピリットが過去の生命の存在示す重要発見 米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所の研究チームはこのほど、火星表面で活動している無人探査車スピリットが、過去に微生物のような生命体が存在した可能性を示唆する重要発見をしたと明らかにした。 研究チームは、スピリットが今年5月に発見したほぼ純粋なシリカ(二酸化ケイ素)が、地球で微生物の生存環境が整えられたのと同じプロセスにより生成された可能性があると推測。具体的には、温泉のような所か、酸性蒸気が噴出する噴気孔で生成されたとの説があり、地球上ではいずれの環境でも多様な微生物が存在するという。 研究チームのスティーブ・スカイヤーズ氏は、シリカの堆積が見つかったのは、生物存在に適した場所が過去の火星にあったことを明らかにするもので、スピリットによる最も重要な発見である可能性があるとしている。 一方、もう一台の探査車オポチュニティーは、スピリットとは反対側の火星表面で、かつて火星が湿潤な環境にあったことを示す新たな形跡を求めて探査を進めている。科学者たちは、火星では何百万年もかかって湿潤な環境から現在の乾燥した状態に変化していったとみている。
火星探査機が行方不明!NASAが最新鋭機で捜索! NASA火星探査車「2年目」火星の1年間(地球の687日)継続 NASA火星探査機「マーズ・リコネッサンス」打ち上げ成功! 99年に行方不明の火星探査機、火星の南極付近で発見 欧州の火星探査機、マリネリス渓谷の画像を送信 火星は670地球日