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January 11, 2006 space
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ミロのビーナス ルーブル美術館展示室を2倍に改修

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パリのルーブル美術館は、古代ギリシャ彫刻の傑作「ミロのビーナス」のための新展示室をつくる計画を進めている。オープンは1年後の2007年初めの予定。「モナリザ」と並んで日本人観光客が多く訪れるビーナス像は、現在の2倍の広い部屋でより快適な鑑賞が可能になる。
 

miro_vienus01.jpg

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 「ミロのビーナス」は1820年にギリシャのメロス島で地中から偶然発見され、その後、フランス国王ルイ18世が同美術館に寄贈した。紀元前2世紀ごろつくられたとされるが、作者は不詳。上半身と下半身が、美しさの比率である「黄金比(1対1.6)」を有していることで知られる。
 
 
 新展示室は、かつては歴代国王の母親の居室だった「パルテノンの部屋」を全面改修する。中央にビーナス像を置く以外は、同じ作者の作品とされる「アレキサンダー大王」像などを配するにとどめ、広い空間を設けてビーナス鑑賞を最優先する。改修費は約170万ユーロ(約2億3500万円)。
 
 
 ビーナス像は部屋の中央に置かれ、常に多くの入場者が取り囲むため、落ち着いて鑑賞できる環境とは言えなかった。2006年6月以降は工事のため、現在置かれている場所も含め閉鎖される。ビーナス像は引き続き鑑賞できるよう、一時的に別の階に移動させるという。
 
 
 
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