東芝、「RD-X6」ＤＶＤレコーダの最新ハイエンドモデル

　
　地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上波ダブルチューナを搭載し、デジタルとアナログ、またはアナログとアナログのW録(ダブロク)が可能なハイブリッドレコーダです。しかし残念ながらデジタル放送のW録（デジXデジ）には対応しないようです。
　

　　　
　デジタル放送の録画では、MPEG-2 TSをそのままストリーム記録できる「TSモード」や、MEPG-2エンコーダにより圧縮してHDDやDVDに記録できる「VRモード」を用意。デジタル放送のTSモード録画とアナログ放送の同時録画が行なえるほか、2基のMPEGエンコーダにより地上アナログ放送の2番組同時録画にも対応する。GRTも2基搭載しています。
　
　
　RD-X6向けの「W録」開発には、「アナログ×アナログ、デジタル×デジタルのどちらのW録を選ぶか検討したが、スカパー! やCATVの録画と、TS記録したデジタル放送をDVDにムーブするときの両方にエンコーダを使用することを考慮し、RDユーザーにはエンコーダを2基搭載する方がメリットが多い」と判断、「アナ×アナ、デジ×アナのW録構成とした」という。
　

　
　今回のRD-X6には、ハイビジョン向けの新チップセットや、16:9サイズのGUIなどを採用した「RDエンジンHD」を搭載していて、今回搭載された「RDエンジンHD」には、3D DNRと3D Y/C分離回路を併用可能にした「デュアル三次元プロセス回路」を採用しているようです。
　
　
　他に、10bit/54MHzビデオデコーダをチップセットから独立させ、A/D変換を従来より高速化している。また、再生回路に148MHz動作のオーバーサンプリングHD対応のビデオエンコーダや、D4対応のアップスケーラを備えている。さらに、「ユーザーからの要求が多かった」ダウンコンバート回路の高画質化も図るなど、高画質、高音質化をより高次元で実現しています。
　

　
　RD-X6のHDD容量は600GBで、RD-X5と同等のＨＤＤ容量のままとなった点は残念です。DVDドライブはDVD-R DL記録に対応していて、記録速度はDVD-R DL 4倍速、DVD-R 16倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-RAM 5倍速。DVD-RAMのカートリッジにも対応している。なお、DVD-R DLはビデオモードのみサポートし、VRモードでの記録には対応しないようですね。
　
　
　9月28日の製品発表時には、ジョグダイヤル機能を備えたX6用のリモコンを同梱するとしていたが、下位モデルのRD-XD91と同じ、ジョグダイヤルの無いリモコンが付属することになった。それ以外の本体機能に変更はなく、発売時期や価格(オープン/店頭予想価格19万円前後)に変更はないので、ちょっと高い気もします。
　
　
■ 東芝、「RD-X6」ＤＶＤレコーダの最新ハイエンドモデル