アマゾンは、ゴルフ、サッカーなどスポーツ用品やアウトドア用品をネット上で販売する「スポーツ」カテゴリーを新たに加えた。ナイキ、ブリヂストンなど国内外の600ブランド、約10万点の商品を扱う。詳細な検索機能や一定額以上の無料配送といったアマゾンのサービスの強味を生かし、書籍や音楽CDと並ぶ主力カテゴリーの1つに育てる。
扱う商品はスポーツ、アウトドア、フィットネス関連を含めた17ジャンル。商品の幅が広いため、ジャンル、ブランド名、サイズ、価格などを絞った検索を可能にした。例えばゴルフでは、「ドライバー」「アイアン」「ウェア」といったアイテムごとに男性用、女性用、ブランドなど細かな検索指定ができる。 同じ商品でもサイズや色を画面で確かめながら買うことができる。一定期間内であれば返品も可能だ。同社の書籍サイト同様、購入履歴などから関連商品を薦めたり、購入者の評価を読むことができる機能も加えた。 同社のスポーツショップは米国に次いで2番目、日本では書籍や音楽CDと並ぶ10番目のカテゴリーとなる。米国では2003年にオープンし、当初50種類、30万点だった品揃えが現在では80種類、100万点にまで広がった。売り上げは1位がフィットネス関連、2位がゴルフ関連だという。 アマゾンジャパンは今後も取り扱いジャンルを拡大する予定。米国では既に衣類、アクセサリー、オフィス用品などのショップを開いている。日本での大型商品の取り扱いをにらみ、1日には従来の4倍の広さの物流センターを開業した。 ■ amazon スポーツ