007シリーズの「サンダーボール」「ゴールドフィンガー」で使われた、1964年製の「Aston Martin DB5」が35年ぶりに売りに出される。
このボンド・カーはテネシー州ピジョン・フォージュにある「Smoky Mountain Car Museum」の依頼で、RM Auctionsが競売にかける。なお、2006年1月にアリゾナ州フェニックスの「Arizona Biltmore Resort & Spa」で開かれるこのオークションでは、ほかにも有名な自動車が売りに出されることになっている。
この「Aston Martin DB5」は以前Sir Anthony Bamfordが所有していたものだが、ほかにも約100台ほどのビンテージカーがこのオークションにかけられる。そのなかには、1941年製の「Chrysler Thunderbolt」や1955年製「Maserati 300 S Sports Racing Car」などがある。後者はもともとスイス人のレースチャンピオンBenoit Musyが売りに出したものだ。また、Aston Martinは1970年代後半までSmoky Mountain Car Museumで展示されていた。
James Bondが乗ったAston Martinには、悪者をやっつけるためのツールがたくさん搭載されており、歴代の車の中でも最も有名なものの1つといえる。