「老い」は、体を構成する細胞自体が傷つき、死ぬことで進行する。細胞を殺す犯人である「フリーラジカル(反応性が高く不安定な原子や分子)」が引き起こす酸化反応を食い止めることができれば、理論上は130歳までピンピンしていられるそうだ。医師であり「フリーラジカル」研究の第一人者である著者が、「老い」の仕組みと防止のカギとなる「抗酸化力」の蓄え方についての最新知識を披露する。
ガンや40代からの生活習慣病、肥満や加齢臭などは抗酸化物質を補うことで予防できる。まずはたばこや飲酒をやめ、睡眠不足やストレスを解消して抗酸化物質を増やすよう助言する。さらに有効な手立てとして、それらの物質を高濃度に含んだ「サプリメント」の摂取を奨励する。