今年6月にザウバーを買収し、来季はエンジン、シャーシ、マネジメントと「オールBMW」体制で臨むBMWは声明を発表し、2006年のF1世界選手権に「BMWザウバーF1チーム」のチーム名で参戦することを発表した。
BMWはFIA(国際自動車連盟)への参加申請が締め切られる15日を前に、2006年シーズンはこれまでの“ザウバー”の名前を残すことを決定し、「BMWザウバーF1チーム」として参加申請したことを明らかにした。 BMWのモータースポーツ・ディレクターを務めるマリオ・タイセン氏は、その理由について「新しいチームの名前は、程度の差はあるが、それ自身を選択した。BMWにより運営されるものの、ザウバーの約300人の従業員を中核としたチーム構成を反映したものだ。さらに、2006年のマシンはザウバーの実績あるエンジニアが開発したものだからね」と語った。 また、BMWはこの日の声明を通じ、スペイン・バルセロナで今月28日からスタートするウィンターテストにBMW『P86』V8エンジンを搭載した改良型マシンを持ち込み、テストを開始することを明らかにし、「BMWザウバーF1チーム」としての新体制発表は年明けの15日及び16日にスペイン南部のヴァレンシアで行なうことを併せて発表した。 ドライバーはニック・ハイドフェルトの起用がすでに発表されているが、もう一人のドライバーについては、この日は声明では明らかにされなかった。