電通がインターネット配信事業に来春から乗り出すとアナウンスがありましたが、これは昨今話題のテレビ局各社のネット連動に電通が加わって各局の番組に電通が広告をつけて定時配信する仕組みを実現するもののようです。 在京テレビ民放5社と電通が共同で番組を放送局と広告会社が提携することで、広告付き無料の番組がネット配信できるようですが、これはある意味USENのGayO対抗にも見えます。。。USENが成功しそうなので、電通がアイデア横取り?と言うところでしょうか。
今回の発表は、電通は同社が新設する運営会社への出資を民放各局に呼びかけている。すでにTBSが出資で大筋合意。フジテレビジョン、日本テレビ放送網、テレビ朝日、テレビ東京の4社は出資に関しては検討中だが、番組配信には参加の方針とのことで、ある意味がっちり囲い込みを狙っているようにも思えます。 ネット連動に関しては、すでにモバイル分野でインデックスが提携・合弁などなどあらゆる手段で組み合わせを考えているようですが、電通がここも参戦してくるのでしょうか? J−WAVE、ネットラジオ番組配信を本格化 FMラジオ局のJ―WAVE(東京・港)は携帯音楽プレーヤーで聴くインターネットラジオ「ポッドキャスティング」による番組配信を本格化する。坂本龍一、佐野元春両氏ら大物アーティストの番組配信を開始。2006年の早い時期に広告料金を定めて、新たな広告媒体として育てる。 配信する坂本氏の「RADIO SAKAMOTO」は、地上波で放送した2時間の番組に収まりきらなかった未公開トークをネットで配信。坂本氏の意向で一時間半程度の番組になる予定。5―10分が主流のポッドキャスティング番組としては珍しい。地上波の放送に合わせて2カ月に一度、ネットでも新番組を公開する。次回以降、番組で募集したアマチュア音楽家の曲も配信する。 TBS、インデックスとの新会社に在京民放各社の参加を打診 TBSは、インデックスと近く設立する携帯電話・ネット向けコンテンツ(情報の内容)配信事業の新会社への参加を、在京民放全社に打診した。日本テレビ放送網、フジテレビジョンに加え、衛星放送のスカイパーフェクト・コミュニケーショズも具体的検討に入っており、早ければ来週にも企画会社の設立で合意する見通しだ。 新会社ではスポーツ速報の配信が中心となるため、TBSでは電通との番組ネット配信の共同事業と重複しないとみている。まず12月中に少額の資本金で企画会社を設立。民放全社の協力を得て20億円強に増資し、インデックスがネット配信権を保有する来年夏のサッカーのワールドカップ(W杯)に合わせて事業を始める。