花の女王とも言われるバラが最近人気だ。香水や化粧品はもちろん、花びら入りのお菓子まで、続々登場している。資生堂がローズオイルを厳選してブレンドした香水「ローズルージュ・パルファム」を21日から限定発売する。原料のバラは今年6月にブルガリアで採れたものという。
資生堂の調査では、30代から60代の女性1655人の89%が「バラ」の香りが好きと答え、「華やかさ」「リッチ感」が魅力といった声が寄せられた。 米国製の「ミス・ノージー・ポージー」は花形の香るアクセサリー。12種類の香りの中からバラを選ぶのは、4〜6歳の女の子が多いという。「おばあちゃんの家を思い出すらしい」とポール・F・グレップラー社長はいう。英米でヒットし、日本でも発売を計画している。 全国に64店舗あるソニープラザではローズバーム(香膏<こうこう>)が人気商品になっている。東京・日本橋のセレクトショップ、セレンディピティでは、一番人気の化粧水は、伊製のローズウオーター。バラの花びら入りのビスケットも出ている。 東京・銀座のハウス・オブ・シセイドウでは12月7日から来年1月29日まで、写真家の石内都さんによるバラの写真とビデオ映像展が開かれる。 ブランドのイベントプロデューサー、池悦子さんは「今年は特にバラを使った商品が多い。火付け役は、バラをモチーフにした前シーズンのクリスチャン・ディオールではないか」と話す。 ■お気に入りのフレグランスを探す!