ウィリアムズF1チームは現地時間11月3日、今季のGP2シリーズでチャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグ(20歳:ドイツ)との間で長期のドライバー契約を締結したことを発表した。ニコ・ロズベルグは2006年のF1世界選手権でマーク・ウェーバーのチームメイトとして、F1デビューを果たす。
ニコ・ロズベルグは1982年にウィリアムズ・フォードでワールドチャンピオンに輝いたケケ・ロズベルグ氏の息子で、2002年シーズンにフォーミュラBMW ADACで20戦中9勝を挙げチャンピオンに輝くと、2003年シーズンはユーロF3シリーズに参戦し、1勝を挙げてシリーズ8位、2004年はユーロF3シリーズで3勝、シリーズ4位の成績を残した。 今季は新シリーズのGP2シリーズに参戦し、初代チャンピオンに輝いている。また、2003年オフにはBMWウィリアムズのテストに参加し、偉大な父の足跡をたどる第1歩を踏み出すと、2005年4月からは同チームのテストドライバーを務めていた。 N.ロズベルグは声明を通じ、「僕は以前からずっとF1ドライバーになりたかったし、偉大なF1ドライバーになりたいと思っている。僕は今月末に仕事をスタートするけど、可能な限りチームから学べることを期待している」と抱負を語っている。 ウィリアムズF1チームは、スペイン・バルセロナで今月29日にウィンターテストを開始するが、N.ロズベルグはこのテストでコスワースV8エンジンを搭載した改良型マシンをドライブし、2006年シーズンに向け始動する予定。 父ケケ・ロズベルグの時代は若手でピケ、プロストが居た時代。チャンピオンに輝いたシーズン、実は優勝は一度きりだった。それにしても父はフィンランド人なのに息子はドイツ人。。。不思議だ・・・。そうそうデビューは息子のほうが8年ちょっと早いです。 バーレーンGP決勝で7位入賞! ニコ ロズベルグデビューレースを見事な走りでかつてのチャンピオンたちからロズベルグに祝福の言葉。デビューレースでファステスト!ニコ ロズベルグは将来のワールドチャンピオン!?
「初めてのグランプリにおいて、普通の状況の中で最速レースラップを記録するなど信じられないことだし、これまでに誰かが達成したことがあるのか分からない。素晴らしいよ」
「私がとても長い間見てきた中で、若いドライバーによるベストパフォーマンスだったと思う。初めてのグランプリにおけるあのようなパフォーマンスを思い出すことができないし、とても感銘を受けた。私は初めてのグランプリで6位になったが、彼は最後尾からの追い上げだったし、今日は稀に見る貴重なものを見たと思う。彼はレーシングドライバーとして、どのようにパスするのか、どのように見せるのかということを知っている」