これまではBeastieとFreeBSDという文字を組み合わせたロゴが、The FreeBSD Projectの非公式ロゴとして採用されてきましたが、BeastieはFreeBSD以外の4BSDやNeDなど、BSDに由来するOS全般のマスコットとして使われてきたことから、FreeBSDを特定するものではなかった。
FreeBSDの普及に伴い、The FreeBSD ProjectはFreeBSDを特定するロゴが必要であると判断。ユニークであり、かつ、出版やプレスリリースなどにも耐えうる高品質のロゴを募集することになった。 2月22日に公募のアナウンスがあり、公募期間を延長して7月19日に締め切られた。ライセンスの確認などの作業をおこない、最終的に選定メンバーによって整理された7つのロゴが、8月30日からFreeBSD開発者の選挙にかけられ決定された。 The FreeBSD Projectは新しいロゴがFreeBSDを特定するものとして、今後積極的に採用していく予定。OpenBSDは早い次期にフグをモチーフにしたロゴPuffyを採用。NeDも旗をモチーフにしたロゴを新しく採用。DragonFly BSDもトンボのロゴを採用するなど、これで*BSDファミリーがそれぞれを表現するロゴを獲得したことになる。 FreeBSD ProjectのロゴとしてBeastieの持っている三つ又の矛(トライデント)はfork(2)を表現し、Beastieダイモン(守護神)キャラクターはUNIXシステムにおける特定条件化におけるバックグラウインドプロセス(デーモン)を表現している。