携帯電話にFeliCaを載せる際には、端末の発売前にFeliCa技術の開発元であるソニーが読み取り感度の検証を行っているそうです。しかしJR東日本のモバイルSuicaは、携帯電話を読み取り機にかざすだけで駅の自動改札機を通過できる「モバイルSuica(スイカ)」のサービスは、かなり厳しい基準が必要になるようです。
このFelicaの検証は、おサイフケータイとSuicaでは基準が違い、「おサイフケータイ」向けの基準は静止状態での接続精度を見るようですが、モバイルSuicaのサービス品質はもっともっと厳しくて、改札を通過する際にモバイルSicaでは携帯電話の裏表で、改札を通過できる性能が必要になるそうです・・・
携帯電話で、JR東日本のSuicaを利用できるサービスは、2006年1月からNTTドコモ・au向けに開始予定されていますが、現在流通しているおサイフケータイの中から、表裏両面での読み取りができないためにモバイルSuicaに対応しない機種が出てくるようです。。。なんとEdy本家のSony端末がモバイルSuicaでは落選したとの噂も・・
対応機種は、NTTドコモのF902i/N902i/P902i/SH902i/N901iS/P901iS/SH901iS、auのW32H/W32S。ただし、W32Sは新バージョンへの対応が必要。 NTTドコモのおサイフケータイでは、モバイルSuicaに対応できないものがある。JR東日本の対応機種は「F902i」「N902i」「P902i」「SH902i」「N901iS」「P901iS」「SH901iS」の7機種のみで、過去に発売されたムーバ 506iCシリーズ、FOMA 900i/901iシリーズは全滅となった。 901iSシリーズの中では「F901iS」「D901iS」が、11月から発売が始まったばかりのFOMA 902iシリーズでも「D902i」「SO902i」が対応していない。
「モバイルSuica対応機種のテストは、JR東さんが独自にテストをし、(対応/非対応の)判断をしています。こちらからはできあがった端末をお渡しして、どれが対応機種になるかを聞かされるだけ。どういう判断基準なのか、我々も知りたいくらい」 (NTTドコモ広報部) 「当社で試験をしてみて、その試験に通った端末だけを対応端末として発表しています。試験に通らないものは、対応端末にはなりません。詳しい試験内容は公開していません」 (JR東日本広報部)
2007年には都内の私鉄やバスも今のプリペイドカードからSuicaに統一運用されるときいていますので、今後、モバイルSuica向けに、地図連動のJR乗り換え案内が出来ると素敵なんですが・・・