アップルコンピュータも、デュアルコアタイプのCPUを搭載した「Power Mac G5 Quad」が発表されました。最上位機種が2.7GHzデュアルCPUから2.5GHzデュアルコア・デュアルCPUとなり、これをクアッドと呼びます。外観のデザインは変更されていませんが、装備がバージョンアップしてVideoが従来のPCI-XからPCI Expressに一新されています。
最上位モデルの「Power Mac G5 Quad」は、その名前が示す通り、コアあたり1MBの2次キャッシュを備えるデュアルコア 2.5GHz PowerPC G5を2基搭載。クアッドコアプロセッシングに対応する。従来の最上位モデル(デュアルコア 2.7GHz PowerPC G5搭載機)と比べると、Power Mac G5 Quadは、Final Cut Pro 5でのSDビデオのエンコーディングで最大60%、LightWave 3Dのビデオエフェクトのレンダリングで最大59%の高速化を実現する。
新Power Mac G5は、Power Mac G5 Quadのほか、デュアルコア2.3GHz PowerPC G5搭載モデルとデュアルコア2.0GHz PowerPC G5搭載モデルのラインナップとなっている。Quadとデュアル2.3GHzモデルはグラフィックスにNVIDIAの「GeForce 6600 (256MB GDDR)」を搭載、デュアル2.0GHzモデルは「GeForce 6600 LE (128MB GDDR)」を装備する。またオプションで「GeForce 7800 GT (256MB GDDR3)」、「NVIDIA Quadro FX 4500 (512MB GDDR3)」を選択できます。