マイクロソフトが旧来のライバル達と和解の道をすすめています。即ち昔の敵は今日の友・・・すでにリアルネットワークスは敵ではなく、同士なのでしょう。そう今目の前の敵はアップル&iPod&iThuneなのです。 そして、メッセンジャーサービスでもヤフーは敵ではなく仲間となったようです。そうこの分野ではGoogleがGoogleTalkをリリースした事で、目の前の敵として立ちはだかっているのです。
RealNetworks社の代表が以前MS社員だったことは有名な話ですが、今回Microsoftの関係が非常に大きな転換期を迎え、ビルゲイツと握手をしたことは考え深いものがあったでしょう。 Microsoftは、RealNetworksのメディア技術を支持すると、MicrosoftとRealNetworks間の独占禁止法訴訟の終結について表明した。Glaserは、Microsoftのソフトとも互換性のあるHarmonyの開発が、2社の協力関係の開始を後押しする直接的要因となったとしている。 この話以前には、RealNetworksのRob Glaser最高経営責任者(CEO)はApple ComputerのSteve Jobs CEOに何度か接触し、他社の音楽配信サービスと互換性のあるiPodを作るよう依頼した。GlaserがJobsに送った個人的な電子メールには、報道によると、Jobsがこれを拒否した場合、RealNetworksはMicrosoftとの提携に踏み切る可能性もあると警告していたという。 今回の和解は、Microsoftにとっても、RealNetworksにとっても、自分たちの未来を脅かすのはApple Computer、そしてとどまることを知らないように見える同社のデジタル音楽配信サービスの成功である。 ヤフーとMSがメッセンジャーで連携が実現したが、日本ヤフーは島国日本独自仕様・・ MicrosoftとYahooが、インスタントメッセージング(IM)サービスの分野での提携を10月12日に発表する。日本のマイクロソフト関係者からも、そのような発表が行われる見通しであることが確認できた。ただし、日本のヤフーからはコメントを得られなかった。 それは、日本のヤフーと海外のヤフーでは、IMの接続すらできていないお家事情がある。マイクロソフトのMSN Messengerは、世界共通のネットワークシステムであるMicrosoft Passport Networkですべて管理、運営されている。もちろん、米国と日本で同じアカウントIDを取得するようなことはできない。 一方のヤフーは世界共通のシステムではない。唯一、日本だけがまったく異なるシステムを使っており、データベースも完全に切り離されている。 今回の連携が、Google TalkでIMに参入したグーグルを意識した戦略かどうかは発表がなくとも明確な方向を感じるのは事実だろう。それだけGoogleが脅威となってきたという事になるのかもしれない。