エンターブレインの浜村弘一社長は7日、任天堂の「ニンテンドーDS」とソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の携帯ゲーム機対決について、「任天堂の方が成功している」とDSに軍配を上げた。 浜村社長は、二つのゲーム機の発売後、ゲーム機1台あたりにソフトがどれだけ売れたかを示す「装着率」に触れた。
二つのゲーム機の発売後、ゲーム機1台あたりにソフトがどれだけ売れたかを示す「装着率」としては、04年12月の発売時期に、ニンテンドウDSの1.11に対し、PSPは1.62と大幅に上回っていた。 ニンテンドウDSは4月以降に脳力ゲームなどの新機軸ゲームを発売して、9月までに2.26まで伸ばす一方で、PSPはゲーム機こそは売れるものの、キラーソフト不在が響き、9月の装着率は1.91。1月の1.82からわずか0.09ポイント増にとどまっている。
その裏づけ(?)ともいえるかもしれないのが今期上半期ゲーム機販売台数。ダントツでDSだった。その数127万台。全ゲーム機の販売台数が344万台であるため約37%をたたき出したのである。PSPも72万台と健闘しており、PS2は82万台であったが前年同期比12.8%減にとどまっている。 ■ Nintendo DSの価格比較・購入検討はこちら!