日産GT-R 遂に!5年ぶりの復活
日産自動車が24日、東京モーターショーの会場で、5年ぶりの復活となる同社の新型スポーツカー「NISSAN GT―R」を、カルロス・ゴーん社長が自ら運転して発表しました。VR38DETT エンジンの最高出力は353kW (480PS)/6400rpm)。 12月6日から国内発売を開始する。
国内販売計画は月間200台。
GT-R 7,770,000万円 ~
GT-R Black edition7,927,500万円~
GT-R Premium edition 8,347,500万円です。
空気の力を味方にし、鍛え抜かれたアスリートのような美しさ
エッジの立ったキャラクターラインとソリッド感のあるなめらかな面で表現。タイヤまわりとボディサイドの空気の流れを考え抜いたフロント "エアロブレードフェンダー"。フロント側のダウンフォースを助け、ボディサイドの整流機能を持つエアベント"フェンダーバックスクープ"スロープしたルーフラインのキャビン"エアロブレードキャノピー"と屈曲したCピラー"スウォードエッジ"は、ボディ後方への空気の流れを整える形状とし、かつGT-Rの血統を表現。
エンジンルームを効率良く冷却するフロントの"シングルパワーインテーク"
「NISSAN GT-R」としてのアイデンティティを強烈に表現。滑らかなバルジ形状を持ち、機能感と洗練された美しさを表現するエアインテーク付きエンジンフード。大胆にカットされたボリューム感のあるリヤエンドに、伝統の4つのリング型テールランプをデザイン。空力的に最適で、ボディデザインと調和の取れた形状のリヤスポイラー。4本の120φのエキゾーストパイプを囲むようにデザインされたバンパー下部は、床下の空気を最適に整流し、排出。
「NISSAN GT-R」は、新開発プレミアム・ミッドシップパッケージやVR38DETTエンジン、GR6型デュアルクラッチトランスミッションなどの採用により、「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化した新次元のマルチパフォーマンス・スーパーカーである。
ドライバーを囲むようなデザインで、メータークラスターからセンターのマルチディスプレイまで高さを揃えた配置とすることで、高速走行での視線移動が少ない視認性を重視したデザイン。 タコメーターを中央に配し、かつ右上にシフトポジション表示をレイアウトした超高速域で視覚情報を得やすいメーターデザイン。
各メーターは、噛み合ったギヤをイメージした文字板と金属表現の立体リングを持ち、「NISSAN GT-R」の新次元の性能を感じさせるエモーショナルなデザイン。必要な情報をドライバーが瞬時に判読できるグラフィックを採用したマルチファンクションメーター。金属調フレームのセンターコンソールに、シフトゲートとエンジンスタートボタンを配置。
赤いエンジンスタートボタンは「NISSAN GT-R」のエンジンに火を入れるという厳粛な高揚感を演出。ホールド感を高め、かつクッション前方のサイドの張り出しを弱めることによりロングツーリング時に膝から前を自由にしてリラックスできるシート形状。
センターコンソールの中央には、標準装備のマルチファンクションメーター。カーナビのほかに、加速度・減速度表示やラップタイム記録など、スポーツ走行向けの表示機能もある。サスペンションのモードは、センターコンソールのセットアップスイッチで3段階に切り替えられる。
2人で旅行する荷物なら十分なスペースを持つトランク。ゴルフバックなら8.5インチタイプを2セット収納可能。リヤシートは、後部に搭載するトランスミッションが中央に盛り上がるため、幅は最小限だ。左右シートバックの中央はボーズ製サウンドシステムのウーファー。
GT-Rのボディー下面を覆うカーボンファイバー製のアンダーパネルが装備され、空気を整流してダウンフォースを生む。市販車初の装備となる。
発売後には世界中の自動車メーカーが、必死になってGT-Rの秘密を暴こうとボディやエンジンをバラし徹底研究しているはず。。このクルマに積まれた秘密は、カーナビと連動して「GT-Rがサーキットにいることを認識すると速度制限を解除する」プログラムが搭載されているとか・・・いないとか・・・通常のサーキットと日産のテストコース以外の位置は登録されていないそうです。
【日産発表】GT-R 0.2秒で変速可能なデュアルクラッチ・トランスミッション
日産『GT-R』のトランスミッションには2ペダルで操ることができる、GR6型デュアルクラッチトランスミッションが採用されている。このギアボックスはデュアルクラッチの部分はボルグワーナー社製のパーツがGT-R用に加工されて使われているが、トランスミッション内部は日産グループの愛知機械工業などの部品で製作されたものだ。
トランスミッションは6速で、通常のオートマチック車のような全自動変速を行なってくれる「Aモード」も用意されている。そしてシフトレバーを「M」に入れれば、パドルシフトで変速できる「セミオートマチックモード」となる。日産GT-Rにはこのトランスミッションだけで、MTの設定はない。
日産GT-Rの開発を取りまとめた水野和敏さんは「デュアルクラッチはセットアップスイッチで「Rモード」を選べば、わずか0.2秒でのシフトチェンジが可能です。このスピードをMTで超えることは不可能ですし、エンジンの吹け上がりも早いので、MTではエンジンの全性能を引き出すことが難しいのです。よってMTは考えていません」
「また、通常のATはシフトレバーでのマニュアルモードの変速も可能ですが、GT-Rはサーキットなどで激しい横Gを発生しますので、ステアリングから手を離すと危険なこともあるので、マニュアル変速はパドルシフトだけにしています」という。
確かに、0.2秒で変速が可能で、ダイレクト感のあるVWのDSGと同じシステムのデュアルクラッチならMTの必要性は感じないだろう。さらに、デュアルクラッチトランスミッションには専用のオイルクーラーも用意され、搭載位置を下げるためにドライサンプ方式を採用しているという。これらも今までの国産車では考えられないシステムだ。
日産 東京モーターショーに向け、「NISSAN GT-R」の覆面写真を公開
日産は、NISSAN GT-Rの発表に先駆けてグローバルスペシャルウェブサイトを開設。NISSAN GT-Rの一部情報やGT-Rの歴史を解説したコンテンツを公開する。また、NISSAN GT-Rのデビューのカウントダウンや、最新情報を配信するガジェットやブログパーツも公開する。
NISSAN GT-Rは、これまで日産が販売してきたセダン「スカイライン」のスポーツグレード「スカイライン GT-R」の後継車となる自動車。10月24日に、幕張メッセで開催される東京モーターショーのプレスデーで発表するほか、12月より販売を開始する予定。販売価格は700万円台後半からとなる。
NISSAN GT-R グローバルスペシャルウェブサイト
http://www.gtrnissan.com/
■ 新型「GTR」のスパイビデオに、全米が騒然!?
アメリカのサーキットで開発テストを重ねる新型GTR。そのスパイビデオが、現地で話題になっているという。
■「Do you know Mr.Toshio Suzuki ?」
先日のニューヨーク自動車ショー会場で、知り合いの米国人ジャーナリスト数人からそう聞かれた。彼らジャーナリストによると、大手自動車ウェブサイトの『edmunds.com』のスパイビデオコーナーにある新型「GTR」の映像で、Toshio Suzukiの華麗な走りが注目されているというのだ。
この映像の説明文として、Toshio Suzukiの経歴が「F3チャンピオン、ルマン24時間、デイトナ24時間に日産ファクトリーチームから参加」などと詳細が書かれている。
Toshio Suzukiとは、鈴木利男氏のことである。
日本の自動車メディア界では、新型GTRの開発ドライバーとして鈴木氏の存在は“公然の秘密”となっているが、新型GTR関連記事でその実名が記載されることはなかった。
VIDEO: 2009 Nissan Skyline GT-R conquers the Corkscrew at Laguna Seca
■まるで「GTRの広報ビデオ」
さて、彼が走行しているシーンは、今年2月中旬に北カリフォルニアで撮られたもの。
1つ目が、モントレー市近郊のラグナセカレースウェイ。比較車両の「ポルシェ911ターボ」を追いつつ、名物コークスクリューを全開で駆け下りるシルバーの新型GTRが映っている。
そして、最終コーナー。インフィールドコーナーなど、新型GTRの動きの詳細がハッキリとわかる映像が続く。日産開発陣たちがピットで記念撮影している様子も映っている。
さらに新型GTRは、サンフランシスコ郊外のワイン名産地で知られるナパバレーに移動。インフェニオンレースウェイ(旧シアーズポイント)でも同様の、テスト走行をしている模様が撮影される。その他、LA近郊フリーウェイでの併走撮影までも成功している。
うがった見方をすれば、「まるで広報用ビデオ」と思えるほど、一連のスパイビデオは新型GTR開発部隊を密着取材している……。
それにしても、どうしてこれほどまでに新型GTRの映像が流れているのか? その理由は簡単。現在、『edmunds.com』でもっともクリックされているクルマが新型GTRだからだ。
■480psも視野に
先ごろ、2007のニューヨークショーでは、「インフィニティG37スポーツクーペ」が公開された。
実はこのクルマ、今年1月のデトロイトショー開催時、日産のプライベートパーティでお披露目された。筆者も含めた米国人ジャーナリストたちは「4月ニューヨークショーまでエンバーゴ(記事公表期限)を守ること」という誓約書にサインしていたのだ。そのため、今回のショー会場での米国人ジャーナリストの話題はインフィニティG37を飛び越え、新型GTRへと到達していた。
彼らはこんな噂を口にした。
「3.8リッターV6ツインターボで決定したようだ」
「450psは確実で、470どころか480psも視野に入っているらしい」
こうした噂は、すでに日本のGTR専門誌が報じている内容と合致する。そこで、インフィニティG37スポーツクーペの開発担当者やデザイン担当者に新型GTRの話題を振ったが……「ハハハ、そういうクルマもありますね」と、適当にごまかされてしまった。なにはともあれ、新型GTRの最大のお得意先になるであろうアメリカで話題沸騰なのはいいことだ。
新型GTRは今後、ドイツ・ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで詰めのテストを行い、10月の東京モーターショーでの世界デビューへと向かう。
「GT-R PROTO(プロト)」は、2007年に復活する「スカイラインGT-R」の試作モデルで、実際に発売される車とほぼ同じデザインとなっている。スカイラインGT-Rは、1969年の初代モデル発売以来、「走り」にこだわるドライバーに人気のある看板スポーツカーだ。
日産は2007年にGT-Rを復活させて世界発売する予定で、今回の出品車は市販モデルに近いデザインとなる。エンジンなど車の性能や内装は未発表で、外観だけ公開する。
「GT-R PROTO」
究極のドライビングプレジャーの姿
・日産の考えるドライビングプレジャーを、究極まで研ぎ澄ました末の結晶。
・2007年に正式発表予定。
・市販モデルに近いエクステリアデザイン。
全体のデザインコンセプトは、鍛え抜かれたアスリートの美しさをソリッド感のあるなめらかな面で表現する---というもの。フロントマスクは2001年のGT-Rコンセプトに似た大型のシングルセンターエアインテークが特徴。
フロントフェンダーはタイヤまわりの空力を向上させる造形を採用、さらにその後端のエアアウトレットはボディサイドの整流機能も持つという。“ケンメリ”スカイラインGT-R以来の伝統である丸型4灯テールランプを継承している。
以前はスカイラインと車体を共用していたが、今回はGT−R専用ボディーとしたことから、日産は「流線形が目立ち、より走りの楽しさを追求できるデザイン」としている。
先代モデルが2002年8月に生産を終了し、ファンから復活を求める声が強まっていた。
日産、新型スカイラインに新開発の新世代V型6気筒エンジンを搭載
日産自動車が22日発表したFR車専用の新世代V型6気筒エンジン「VQ35HR」(3.0リットル)と「VQ25HR」(2.5リットル)は、VQシリーズの伝統である「軽く滑らかに吹き上がるエンジン」がテーマ。出力、環境性能とともに今回、徹底して追求したのが「気持ちのよい加速音」という。
濁りのない加速音を引き出すため、車両に搭載する吸気・排気システムは完全な対称形をしたツイン(マフラー2本)方式としている。運転席で聞こえる加速サウンドは吸気と排気の際に発生する音が大半。
薄葉常務は「吸排気システムは、フルートのようなもの。ツイン方式の場合、左右で管の長さが違うと音が濁りやすい」と言う。そこで、このエンジンが搭載される新型『スカイライン』の場合、排気システムを左右で完全な対称形にレイアウトしている。
新世代VQエンジンには、高回転(High Revolution)、際立ったアクセルレスポンス(High Responce)という特徴を意味する「HR」という記号が与えられ、「VQ35HR」「VQ25HR」と命名された。
この新開発エンジンは、圧倒的な力強さとV型6気筒のクラストップとなる7500回転まで持続しながら伸びていくパワー、気持ちの良い加速音やアクセル操作に対して思い通りに反応するレスポンスのよさなど、ドライバーの感性を刺激するエンジンフィールを目指して開発された。左右対称吸排気システムや水素フリーDLCコーティングなどを採用し、クラストップレベルの高出力を達成すると同時に、現行VQエンジンと比較して約10%の燃費向上とクリーンな排出ガス(SU-LEV)を達成するなど、力強い走りと環境性能を両立させたものとなっている。
また、この新開発エンジンの生産のため、いわき工場内に第2エンジン工場を新設し、専用加工ラインを設置した。日産のエンジン生産のノウハウを集大成して、新開発エンジンを生産していく。