「デュアルビュー液晶」は、左右で違う番組を同時に視聴できる。といっても、画面内に分割やP in P(ピクチャー イン ピクチャー)とは根本的に違い、本当に左右で違う映像が見られるのです。。。。そう!トヨタが宣伝している限定アルファードのCMで運転席と助手席で見る映像が違うカーナビの液晶は、このシャープの「デュアルビュー液晶」なんです。
トヨタがCMで宣伝しているアルファードに搭載されているカーナビは、富士通テン株式会社とトヨタ共同開発した、DUAL AVN(HDDナビゲーションシステム)を特別装備している。 このDUAL AVNは、2画面同時表示が可能なデュアルディスプレイ機能を搭載した世界初のナビゲーションシステムであり、運転席と助手席で同一画像を見たり異なる画像を見たりと自由に選択することができます。 さらに、従来、走行中には不可能だったナビ操作などが助手席側から行うことができるようになり、ドライバーだけでなく同乗者にも、一層利便性を高めているのです。
デュアルビュー液晶は、1つの液晶画面なのに、右斜め前から見る人と、左斜め前から見る人が別々の映像を見られるという不思議な液晶パネルだ。たとえば液晶テレビに応用すると、左右で別々の番組を見たり、テレビ放送とゲームなど全く異なる映像を表示するなどして、2人同時に楽しめる。 「デュアルビュー液晶」は、一般的なTFT液晶ディスプレイ上に「視差バリア」を設けるなど独自の工夫によって、左右に光を分離し、異なる情報やコンテンツの表示を可能にしています。 これにより、使用する機器に応じて視野角を制御することで、1つの画面で複数の利用者に最適な情報やコンテンツの表示が可能となります。 たとえば映画やテレビ放送などの映像(AV)を視聴しながら、インターネット画面やデジタルスチルカメラで撮影した画像の編集などパソコン用画面(IT)も見ることができるなど、“一台二役”をフル画面サイズで楽しめ、まさに本格的な“AVとITの融合”の実現が可能になるでしょう。