『ランド・オブ・プレンティ』は9・11の事件そのものだけでなく、その後の右翼的な報道の嵐や、事件を都合よく利用した政府の洗脳にも衝撃を受けた“アメリカ人”についての映画です。 あなたは今、何をしていますか? あなたは今、誰を愛していますか? あした、あなたは何をしていますか?
『ランド・オブ・プレンティ』の場合、“反アメリカ映画”では決してなく、その感受性があふれかえる混乱や痛みやパラノイアに向き合おうとする映画になっています。
「ケネディ暗殺のとき、どこにいましたか?」 「人類が月面に降り立ったとき、どこにいましたか?」 「ジョン・レノンが死んだときはどこにいましたか?」。