「大豆イソフラボン」にシワ改善の美肌効果・・・・女性の好物になれるか？

　
　ひとの肌への影響については、これまで試験管や動物実験などでメラニン生成抑制やコラーゲン生成促進などの効果が確認されていたそうですが、「ヒトでの試験は報告されていなかった」そうで、まずは生体への影響が無いことを確認してから、手順をおって今回は、発酵技術で腸や胃での吸収が良い「アグリコン型」と呼ばれる大豆イソフラボンを使って試験を行ったということです。
　
　　

　
　今回のひとでの試験では、目尻に深いシワや細かいシワがあり、目の下のたるみが気になる30代後半から40代前半の26人の女性を群に分けて、一方にはアグロコン型イソフラボンを１日40mg、もう一方にはプラセボ（偽薬）食品を３カ月間食べてもらい効果検証をおこなったようです。　
　
　
　シワのレプリカ（複製）を取って、シワ面積の変化を調べたところ、３カ月後にプラセボ群に対して有意にシワ面積が減少した。また、目の下の皮膚の弾力性を調べたところ、２カ月後に有意に弾力性変化率が改善したとしていますが・・・この有意を数値では、どの程度と考えればいいのでしょうか。そこは、微妙なところです。
　
　　

　
　
　シワへの効果はともかくとして、「大豆イソフラボン」は、骨粗しょう症やのぼせ、月経前症候群（ＰＭＳ）など、女性ホルモンのバランスの崩れに伴う不調を予防、改善する成分としても効果が知られているので、今後は、シワ対策への更年期が原因の肌老化の対策成分としても要注目となりそうです。
　
　
■ シワ改善効果を「大豆イソフラボン」