ペンタックスは10月4日、水深1.5mで連続30分の撮影が可能な防水デジタルカメラ「Optio(オプティオ) WPi」を発売する。3月に発売した「WP」の後継で、記録画素数を増やし、液晶モニターの画質を改善した。外装色も一新し、ファミリー層への売り込みを強化する。オープン価格だが、店頭では4万円台半ばを見込む。
普通のコンパクトデジカメで水中撮影をするには、専用ケースに入れる必要があるが、「WPi」はそのまま水に浸して撮影できるのが特徴。カメラが汚れてしまった場合、まるごと水洗いすることもできる。
有効記録画素数は従来モデルの500万画素から600万画素に増やした。液晶モニターの画質も改良。サイズは2.0型で従来モデルと同じだが、画素数を8.5万画素から11.5万画素に増やし、写真がきれいに見えるようにした。 被写体にふさわしいカメラ設定を利用者が選ぶ撮影モードには、子供撮影用の「キッズ」と、公共工事などの写真の電子納品基準に準拠した「CALS」モードを追加した。「キッズ」モードでは、子供が動き回っても、その方向を検知しピントを合わせ続ける。「CALS」モードでは、ISO感度を800まで上げて手ぶれを減らせる。 防水性能を高めるため、カメラ内部でレンズが動く「屈曲光学式」を採用した。起動が約0.6秒と早く、35mmフィルム換算の焦点距離は38―114mmと光学3倍だ。CIPA(カメラ映像機器工業会)規格の電池寿命は約200枚。動画の最大サイズはQVGA(320×240ピクセル)となっている。 従来モデル同様、誤って消してしまった画像を復元できるしくみを搭載した。シャッターを切る前後10秒ずつの音声を記録する「ピクチャーボイス」機能や、画像に額縁のようなフレームを合成する機能も継承した。ボディーカラーは、シルバー、ワインレッド、ネイビーブルーの3色。
■ペンタックス デジタルカメラ