スパフランコルシャンは、オールージュが有名なベルギーGP開催サーキットで50回開催されているベルギーGPのうち、38回を開催している。それ以外はゾルダーで10回、ニヴェールで2回実施されている。1920年、三角形の形をしたマルメディー、スタブロー、フランコルシャンの公道をつなぐことによって、スパのサーキットが誕生した。
1921年8月にサーキットの建設工事が完了した。しかし、当初は自動車レースの人気のなさからバイクのレースが行なわれていた。スパで初めて自動車レースが行なわれたのは1922年である。 1924年にスパは初めて24時間レースを開催する。そして、1925年には大きなシングルシーターの最初のイベントとしてヨーロッパGPが実施される。7台のクルマが参戦し、アントニオ アスカリがアルファロメオで勝利した。 第2次世界大戦によって1947年までの7年間、スパではレースが開催されていない。1970年までは全長14kmというロングコースだった。その後、クルマはそのコースにおいてあまりにも速くなりすぎてしまったため、ドライバーたちが出走することを拒否した。そして、1979年に現在のレイアウトが完成した。 2005年の優勝はライコネン 2003年、スパはタバコ広告禁止の煽りを受けてグランプリカレンダーから外された。その間にバスストップシケインが改修され、全長が10メートルだけ延長された。 オー ルージュ以外にスパで有名なのは高速のブランシモンとスタートフィニッシュストレート直後に待ち構える1コーナー、ラ ソースである。1998年にはウェットコンディションの中でラ ソースを抜けた直後に多重クラッシュが発生したが、幸いそのアクシデントによるケガ人はいなかった。
オー・ルージュ(Eau Rouge、フランス語で赤い水の意) オー・ルージュの意味は「赤い川」。コーナーの近くに川が流れているが、その川の水が鉄分を多く含み、赤く見えることに関係している。 世界のサーキット屈指の名物セクションオー・ルージュ(Eau Rouge、フランス語で赤い水の意)がやってくる。300km/h近いスピードで駆け抜けるこのセクションは、ドライバー視点からは壁のように見えるといい、現在世界中に存在するサーキットの中で、最も度胸が試されるコーナーのひとつと言われている。
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