かのシェークスピアが「命と引きかえにしてもいい」と言わしめたことで有名な魅惑の液体。ご紹介のワインはなんと300年物!ダイバーが沈没船から取り出したという逸話もあり、フランスのテレビ局ではすでに3回も取り上げられたとか。数百年の歴史が作り出す趣き・オーラを感じさせる1本です。
オランダ近くの北海でオランダ東インド会社(VOC)の沈没船からダイバーが取り出した幻のワインです。 マデイラワインとは、ポルトガル・マデイラ諸島はリスボンの南西約1,000km、アフリカ沿岸から約800kmの大西洋上のMadeira諸島は,4つの島からなる火山諸島。年間を通じて温暖な気候は様々な花を咲かせ、火山がもたらした特異な景観とともに「大西洋の真珠」「洋上の庭園」などと呼ばれ,ヨーロッパ屈指のリゾートとして早くから開発が進められてきました。 マデイラ島の急斜面で育ったブドウを原料とするマデイラワインはポートワイン、スペインのシェリー酒と並ぶ世界3大酒精強化ワインの一つで、アルコール度数は約20度。かのシェークスピアが「自分の命と引き換えにしても惜しくない」と言って愛飲した程世界中で愛され、またアメリカ独立宣言の乾杯の際にもこのマデイラワインが使用されました。ワイナリーでは自分の記念の年に作られたヴィンテージワインを特別な土産にするのも定番です。 マデイラ諸島は、大西洋に浮かぶポルトガル領の島で、モロッコのカサブランカとほぼ同じ緯度に位置します。中心地のフンシャルへは本土やヨーロッパ都市からも直行便、チャーター便が乗り入れています。(ポルトガル本土と時差は無く、日本とは夏時間で8時間、冬時間で9時間の時差があります。) 年間平均気温が20℃前後という温暖な気候、豊かな自然、青い海と輝く太陽、島中に年中絶えることのないカラフルな花やフルーツ、マデイラワイン、新鮮なシーフード料理等、南国情緒溢れるマデイラ島は、ヨーロッパでは古くから屈指のリゾート地としてシニア層を中心に人気があり、「大西洋の真珠」と呼ばれています。 イギリスやドイツ等からの避寒客の数は、ポルトガル本土からの観光客を凌ぐほどです。観光が主要産業の一つであるマデイラ島には高級リゾートホテルが建ち並び、マデイラ島自治区として島を管轄する行政も一体となった開発が進められており、観光客受け入れ態勢は万全です。治安も大変良く、本土以上にその安全性には配慮されています。 15世紀初頭に入植が始まったマデイラ島は、以来、アフリカ、南米とヨーロッパ大陸の中間に位置するという好立地条件から、重要な貿易中継地として発展しました。諸島の総面積は741平方キロメートルで、およそ日本の奄美大島と同じ大きさに当たり、その9割以上をマデイラ本島が占めます。のどかなリゾート地のフンシャルから一歩足を延ばすと、標高2000m級の峰が続く火山島で、変化に富んだこの島を満喫するには丸2日は必要です。 6個発見されたうちの貴重なひとつ。その形から、1675年頃(330歳)のものだと言われています。コルクも現存し、乾燥を防ぐためにコルクの周りには樹脂が塗られています。 当時フランスではまだコルクは知られていなかったので、このボトルがポルトガルで生産されたことが分かります。 300年物の希少なワインなので、フランステレビ局でも3回放送され、その他の雑誌にも掲載されました。 *お味の保障は致しかねます。 ■ マデイラワイン[Madeira] 1675年頃(330歳)