HDDムービーカメラ「gigashot」も新製品が紹介され、30GバイトのHDDを搭載した「GSC-R30」と60GバイトのHDDを搭載した「GSC-R60」だ。GSC-R30/GSC-R60いずれもHDDのサイズは1.8インチで、2メガピクセルのCCDや手ブレ補正機能、SDカードスロットなどを備える。HDD大容量化の恩恵は大きく、上位モデルのGSC-R60ならば9.6MbpsのSHQモードでも13.6時間、2MbpsのLPモードならば55.4時間の録画が可能。北米地域では両モデル共に2月から販売が開始され、価格はGSC-R30が799ドル、GSC-R60が999ドルとなる予定だ。
「gigashot V10」 は、東芝が開発した世界最小の0.85型ハードディスク駆動装置(HDD)使った世界最小サイズビデオカメラ。しかも約519万画素CCDを搭載して、デジカメとしても高機能です。販売をインターネット直販に限定した受注生産方式で、10月からビデオカメラ市場に参入する。東芝が在庫を持たない販売方法によって価格を抑える。
東芝は、2005年春にHDD搭載AV製品の新ブランドとして「gigastyle」を提唱するとともに、HD DVDレコーダやHDDビデオカメラ「gigashot」のプロトタイプを公開していましたが、そのコンセプトを見事な製品としてカタチにしたのが『gigashot V10』です。
ムービーカメラについては、コンセプトモックを披露。「gigashot」のブランドネームで2005年夏から秋の製品投入を予定してしているという。30/60GBの1.8インチHDDを搭載したDVカメラスタイルの製品と、0.85インチ4GB HDDを搭載した小型ビデオカメラをラインナップ。ともに記録形式はMPEG-2となっている。またSDメモリーカードスロットも装備する。
1.8インチモデルはDVカメラの置き換え需要を狙い、10倍の光学ズームレンズを装備。0.85インチモデルは5倍の光学ズームレンズを備え、500万画素のデジタルスチルカメラ機能を内蔵する新しいプラットフォームとして展開するという。
価格は未定だが、1.8インチHDDモデルで10万円程度で「ビクター(1インチ4GB HDD搭載のEverio。実売13万8,000円前後)よりは安くなる」。0.85インチHDDモデルについては「デジタルスチルカメラと比べても競争力のある6万円ぐらいを目指したい」とした。
東芝は現在、ビデオカメラを販売していないが、今回発売する製品を次代の戦略製品と位置づけている。HDDの容量は4ギガバイトで、動画や500万画素の静止画を撮影できるようにする。
HDDを使ったビデオカメラは、テープやDVDを記録媒体にする他のカメラよりも小型化が容易。現在は日本ビクターだけが発売している。ビクター製品は1型以上のHDDを使っており、東芝は0.85型を採用することでさらに小型化できる。
競合機種の価格は現在、10万円程度だが、東芝はネット直販によってより安く設定する構えだ。パソコン世界最大手のデルがネット直販に限定した手法で低価格を実現しているが、日本の電機大手が主力製品をネット直販に限定して売るのは初めて。安売り競争が続く家電量販店の価格支配に対抗する狙いもあると見られる。
\\\☆ 新しく誕生したのは ☆///
“世界最小0.85型HDD”搭載、“世界最軽量260g”の
HDDムービーカメラ『gigashot(R) V10』(ギガショットV10)
世界最小(*2)。0.85型HDDを搭載、そしてMPEG-2方式を採用した世界最軽量260g(*3)のHDDムービーカメラgigashot。片手に収まるコンパクトなサイズには東芝の技術力と楽しくクリエイティブに使える数々の機能をフルに投入。
これだけのプロフィールを持ちながら、\59,800円(税込)(*1)という衝撃的なプライスでいよいよ東芝のオンラインショッピングサイト「Shop1048」で先行予約開始!
いつでも気軽に持ち運べるgigashotで、“ムービークリップはじめよう”。
(*1)モニターアンケートにご協力いただく場合の価格です。
(*2)2005年9月1日現在。
(*3)MPEG-2方式を採用したHDDムービーカメラとして。
重さはバッテリー含む。2005年9月1日現在。
gigashot V10
内蔵HDD 4GB/撮像素子 1/2.5インチCCDセンサー 静止画記録時有効画素数 約519万画素、動画記録時有効画素数 約63万画素/2.0インチ カラー液晶ディスプレー 862×240ドット/光学5倍ズームレンズ F3.3〜3.4/フラッシュ内蔵/最大動画撮影可能時間 約255分(LP時)/バッテリー連続撮影時間 約80分間/重量約260g(バッテリー、SDメモリーカード含む)/幅38.5×高さ103.8×奥行き59.5mm/Windows用バックアップツール“gigashotバックアップツール”“ACDSee”等付属
ウェブ直販予定価格 5万9800円
撮影機能の仕様としては、光学5倍/デジタル20倍のズームが可能で、電子的手ぶれ補正機能、1〜10cmまで接写できる“スーパーマクロ撮影”機能も備えている。フラッシュはレンズの下側に内蔵されている。また2.0インチの回転式液晶ファインダーが、グリップ部に収納されている。バッテリーには専用のリチウムイオン充電池を使用し、最大連続録画時間は約80分(1時間20分)である。
HDDならではの再生やその場での消去のしやすさに加えて、ジョグダイヤルを活用してメニュー操作をしやすくするなど、使い勝手にも配慮されたデザインとなっている。HDD搭載の携帯機器で心配となる耐衝撃性についても、HDDをショックアブソーバーで保護するとともに、3次元加速度センサーを組み合わせた落下時のHDD保護機能も搭載されている。
付属の専用クレードルには、パソコンやPictBridge対応プリンターとの接続用のUSB 2.0に加えてLAN端子も備えており、同社のHDD/DVDレコーダー、RDシリーズに接続して“ネットdeダビング”機能を使い、RD側への録画データの転送も可能としている。転送に要する時間は、USB 2.0を利用したパソコンへの転送が4GBで15〜30分程度、RD-XS53へのLAN経由転送は80分程度とのこと。
東芝、「gigashot V10」にマイク感度調整機能を追加−最新ファームウェアを公開。不具合修正も
東芝は、0.85型HDDを内蔵したMPEG-2ビデオカメラ「gigashot V10」の最新ファームウェアを公開した。バージョンは「1.10J」。このファームウェアを適用することで、マイク感度の変更機能が追加される。撮影メニューの中に「マイク感度」の項目が設けられ、標準、高、低の3モードから選択可能。聞き取りにくい小さな音の録音や、周囲の雑音を低減したい場合などに対応できるという。
さらに、DVD作成リストにおいて、選択された画像の合計容量が誤った数字になる不具合も修正されている。アップデートは本体とPCをUSB接続して行なう方法と、SDメモリーカードにファームウェアをコピーし、本体に読み込ませる方法の2通りが用意されている。詳しいアップデート方法はダウンロードページに公開されている。
□ファームウェアのダウンロードページ
http://www.gigashot.net/mobileav/movie/soft.htm
■東芝 gigashot ハイビジョンムービーカメラ
2005-09-06 13:45:14