Microsoftのインターネット事業MSNは、検索ツールバー「MSN Search Toolbar」に新しいアドインとしてフィッシング対策フィルタとMSN Gamesへのアクセス・ボタンを追加した。次期、Internet Explorer 7(IE 7)にもフィッシングフィルター機能を搭載する予定。
今回提供されるフィッシング・フィルタ「Microsoft Phishing Filter Add-in」はベータ版。米国ユーザーだけが対象となっている。 Phishing Filter Add-inは,フィッシング・サイトに共通する特徴をもとに,ユーザーが訪問したWebページの分析を行なう。また,訪問しようとしているサイトのアドレスをMicrosoft社のオンライン・サービスに送信して,定期的にアップデートされているフィッシング・サイトのリストと照らし合わせるオプションも用意される。 サイトが疑わしいと判断された場合には,ツールバーの下に黄色いバーを表示して訪問中のサイトが疑わしいため注意するようにメッセージで警告する。フィッシング・サイトとして登録されていることが確認できた場合には,個人情報を入力できないようになる。このような場合には,赤いバーを表示し,個人情報の入力ができないようにしたことをユーザーにメッセージで通知する。オンラインの入力フォームへの自動入力機能も自動的に無効となる。 また,ユーザーは,同アドインから疑わしいサイトをボタン1つでMicrosoft社に報告することもできる。 Games Add-inは,MSN Gamesへのワンクリックのアクセスを提供する。MSN Gamesは,300種類以上のゲームがオンラインでプレイできるサイト。世界で3000万人を超えるユーザーが登録している。 プルダウン式のメニューにより,その日にもっとも人気があるゲームにアクセスしたり,お気に入りのゲームを登録できる。また,同アドインからゲームに参加したり,ゲームに参加しているプレイヤの数を知ることもできる。