コミックスの発行部数が360万部を超える人気少女コミック「ハチミツとクローバー」(集英社「YOUNG YOU」にて連載中)が、「嵐」の櫻井翔(23)主演で実写映画化されることが24日、製作のアスミック・エースから発表されました。
「ハチクロ」の愛称で知られる同作は、美大を舞台に、主人公をはじめとした5人の若者が“全員片思い”という状況を、笑いを交えながらも、ときに切なく淡く描いた青春ラブストーリー。今年の4月からはフジテレビ系列でTVアニメ化もされており、深夜枠でありながらも、4%台の視聴率を記録するなどの人気を獲得している。 今回の映画化では、原作の設定はそのままに、映画だけで完結するオリジナルストーリーになるという。 5人の美大生それぞれの片思いが交錯するコメディータッチの青春群像劇。“ハチクロ”の愛称で親しまれ、今年4月からはフジテレビでアニメが放送中で、新たなファン層を獲得した。 「KDDI」「LIFECARD」などのCMで脚光を浴びている映像クリエイターの高田雅博(41)が長編映画の監督に初挑戦する。キャストは人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔のほか、 はぐ役には蒼井優(20)、森田役には伊勢谷友介(29)、真山役には加瀬亮(30)、あゆ役には関めぐみ(19)が決定。 待望の実写映画化にあたり、出演者は若手の人気俳優、女優に決まった。手先は器用なのに人間関係はまったく不器用な美大生の竹本祐太役には嵐の櫻井。映画「ピカ☆ンチ」「ピカ☆☆ンチ」で嵐のメンバー5人そろって主演を務めたことはあるが、単独では初の主演となる。 その感動が映像になって色褪せないよう、精一杯演じたい」とコメントを発表。監督は数多くの広告賞を受賞してきたCMディレクターの高田雅博がメガホンを取り、「“青春”に向き合うことは、人生の選択を迫られること。その選択の瞬間を目撃してほしい。それが“青春映画”ですから」とコメントしている。 撮影は10月にスタート。配給のアスミック・エースは「脚本は原作の質感を残したオリジナル。切なく泣ける青春映画の決定版にしたい」と意気込んでいる。10月にクランクインし、11月にクランクアップ。来夏、シネマライズでの公開を予定している。
櫻井翔「ハチクロ」全国公開へ 嵐の櫻井翔(24)の初主演映画「ハチミツとクローバー」(高田雅博監督、22日公開)が、当初の予定を大幅に上回る規模で公開される。 配給のアスミックエースによると、当初は東京・渋谷シネマライズなど都内3館で封切り、その後、上映館を順次拡大するつもりだった。ところが3月下旬に完成した作品を見て強い手ごたえを感じ、公開初日から全国100館規模で封切る方針に変更。この日までに107館で公開されることが決まった。関係者は「最初からその規模で勝負できるほど完成度が高い。多くの方に支持をいただけると確信しています」と自信をみせている。 原作は同名の人気コミック。恋や挫折といった青春時代の普遍的なテーマをみずみずしいタッチで描き、計620万部を突破した。テレビアニメが昨年放送され、反響が大きかったため、今月に入って続編の放送もスタート。ちょっとしたブームになっている。 映画は男女5人の美大生がそれぞれ片思いを抱える物語。櫻井に加え、伊勢谷友介、蒼井優らスクリーンで活躍中の俳優の好演が、拡大上映の決め手になった。 出演者はこの日、都内で試写会に出席し、あいさつした。櫻井は「ブームと聞いていますが、台風の目のように、真ん中にいると意外に感じにくいものなんです」と冷静に受け止めていたが「自信を持って見ていただける映画だと思います」の言葉は力強かった。
『収録曲』 1.魔法のコトバ 2.シャララ ■ アニメ「ハチミツとクローバー」オフィシャルサイト