三菱重工業が家庭用ロボット「wakamaru」を100台限定で発売する。今回初めて一般家庭向けに出荷。販売は、東京23区内の在住者を対象として価格は157万5000円(税込み)。さらに各種情報使用料などのサポート費用として月会費1万500円(同)が必要となる。
今回の販売ターゲットとなるのは高齢者を中心とする富裕層。販売の対象者と台数を限定したのは,保守・管理の関係上だという。購入者との間で緊密なコンタクトを図ることが可能な限定販売を通じて,人型ロボットを家庭へ円滑に導入するノウハウを確立すると同時に,将来の本格販売を睨んだ新市場の構築を狙っている。
wakamaruは、日常生活に必要な約10,000語の言葉を認識します。さらにオーナーやその家族などの顔を認識し、生活シーンに合わせた話題を自分からも話しかけるなど、自然で豊かなコミュニケーションをします。 話しかけられた事に応えることはもちろん、記憶したオーナーの生活リズムなどを参考に適切な話題を自分から提供します。 顔認識により、オーナー2名とそれ以外の8名を見分けます。 話すときは人の方を向き、目をあわせて身振りを交えて会話をします。 オーナーにつけられた自分の名前を認識し、声の大きさも設定できます。
購入の申し込みは,三菱重工品川ビル(東京都港区)2階のショールーム「エムズスクエア」など都内3カ所で受け付ける。受け付け期間は2005年9月16日〜10月31日。申し込み多数の場合は抽選となる。 12月上旬より順次納品の予定だ。また,専用のウェブサイト( www.wakamaru.net )およびフリーダイヤル(0120-17-00-86)から,ロボットのデモ体験を予約することもできる。 ■ www.wakamaru.net