カネボウフーズは、香気成分をガムなどとして摂取すると、同成分がヒトの皮膚から放出されることをピコデバイスとの共同研究で確認したと発表した。その研究結果から体から甘い香り成分が発散する新機能性菓子として、新機能性菓子『フワリンカ』を発売する。
食品摂取を通じて、体臭に影響を与えられることも実証した。研究成果は、9月14―16日に名古屋大学で開かれる日本食品学会で発表する。食品と体臭は古くから経験的に関連性があると言われていたものの、科学的に立証したのは初めてとしている。 『具体例』 香り高いことで知られるバラの香気成分に着目、食品用として合成しガムに添加、ガムを咀嚼することで摂取した後、ヒト皮膚から放出される香気成分の測定を行いました。
[方法]
香気成分を含む食品を摂取(ガム) ↓ 所定時間後の皮膚から発散される香気成分を右の方法で捕集(テドラーバック使用) ↓ 固相抽出(濃縮) ↓ GC/MSによる高感度分析
両社は今回、皮膚から放出される微量な香気成分を固相抽出した後、ガスクロマトグラフ質量分析計で高感度に測定した。その結果、バラの香気を持つゲラニオールやバニラの実から抽出されるバニリンなどが食物摂取で皮膚から放出されやすいことを見出した。 新発売の『フワリンカ ガム』は、美肌成分であるビタミンC、ヒアルロン酸を配合した粒タイプのシュガーレスガムです。また、『フワリンカ ソフトキャンディ』は、美肌成分であるコラーゲン、ビタミンC、ヒアルロン酸を含んでおり、噛んだときに表面がパリッと中がモチッとした新食感をお楽しみいただけます。 近年、女性の香りに対する興味が高くなっており、香りを訴求した商品が増えております。当社では、見た目にもファッショナブルな『フワリンカ ガム』『フワリンカ ソフトキャンディ』を、美意識、健康意識の高い20代〜30代女性をターゲットに発売、忙しい女性のエチケット&ビューティを応援します。