最近話題にならなくなってしまったADSLですが、まだまだ技術革新で速度がどんどん向上しています。
OCN ADSL セット ハイパープラス(50M超)は、アッカ・ネットワークスが9月1日に提供を開始する下り最大50.5Mbps、上り最大12.2Mbpsの「ADSLプライムサービス(50M超/12M)」に対応したサービスです。
アッカが提供するADSLプライムサービスでは、上りの周波数を4.0MHz〜5.1MHzの高周波数帯域へ移動し、26kHz〜1.81MHz、2.0MHz〜3.5MHzの周波数帯域を下りのデータ伝送のみで使用する新技術「スーパーアップストリームクワッド(SUQ)」を採用。これにより、上下帯域の重複による下り速度の損失を解消できるほか、上り周波数帯の帯域も拡張したことにより最大で12.2Mbpsの伝送速度を実現したという。 下りの伝送速度についてはハードウエアの特性改善やチューニングを施すことにより最大50.5Mbpsに向上したほか、中・遠距離においては情報伝送の効率化によりISDNノイズ干渉を受けている環境下において最大約20%の速度向上が見込めるという。 速度向上が見込めるのは、同社がすでに提供している「50Mbpsサービス」と比較して上下ともにNTT収容局から約1.5kmの環境下であるとしている。
サービス提供は提携ISPより行なわれ、So-netがADSLプライムサービスに対応したプラン「So-net ADSL 50Mプラス」の提供を9月1日より開始すると発表した。このほか、9月1日よりOCN、@nifty、ASAHIネット、TikiTikiインターネット、DTI、ネットラピュタ、SANNET、まねきねこインターネットが順次提供開始を予定している。
ADSLプライムサービスの料金は提携ISPによって異なるが、So-netの場合では月額料金が2,699円、モデムレンタル料が月額819円と据え置いている。また、ADSLプライムサービスで提供するADSLモデムは、50Mbpsサービスで使用するADSLモデムと異なるものになるという。