噂になっていたオープン・スポーツカー「マツダ・ロードスター」は、3代目として7年ぶりのフルモデル・チェンジで、2000ccエンジンが搭載されて、1800cc2代目ロードスターより10kgだけ重くなりましたが、パワーウェイトレシオは、抜群の運動性能を発揮します。
新型ロードスターは、新たに開発した2.0L MZRエンジンを搭載する。トランスミッションは5速マニュアル・トランスミッション、6速マニュアル・トランスミッション、電子制御6速アクティブマチックの3タイプ。
重量増加を最小限に抑え、現行車と同様のコンパクトで軽量なボディを実現した。また前後の重量配分を最適化したほか、人間工学に基づいてドライビング・ポジションと操作感を向上したという。 新開発エアロボードや7つの空調モードによって、さまざまな状況における快適なオープン走行を提供する。 高剛性に優れた「マツダの全方向衝撃吸収ボディ(Mazda Geoetric Motion Absorption)」や新開発の頭部保護機能付き乗員保護装置を備えるなど、安全性にも配慮した。 デザインは、「モダンで親しみやすいエクステリアと、シンプルで先進的なインテリア」(同社)を目指した。
マツダは25日にフルモデルチェンジした小型スポーツ車「マツダロードスター」に、引っ張り強度が1平方ミリメートル当たり150キログラム級の超高張力(ハイテン)鋼板を採用した。 汎用の自動車鋼板よりも軽くて衝撃に強い材料を活用。車体やエンジンの大型化で増した重量を抑えて燃費を向上させると同時に、事故時の乗員保護性能を高めた。車体の軽量化に向け、アルミの採用範囲も拡大した。 150キログラム級の超ハイテンを採用したのは、ドア下の鋼製フレームであるサイドシルや、フロントバンパーのレインフォースメント(補強部材)など。併せて、屋根のない2人乗りオープンカーの安全性能を補うため、フロントガラスを縁取るフロントピラーとヘッダーの中に、超ハイテン製の鋼管を使用。座席を背後から守るシートバックバーにも導入した。 車体をあおむけにして、その上にロードスターをもう1台載せても、窓枠や座席がつぶれないという。