ドイツOpel社は第61回フランクフルト・モーターショーに出展する「Astra TwinTop」に、3分割する格納式ハードトップを搭載すると発表した。
モータ5つ、油圧シリンダ8つ、13のセンサと14関節を持つ複雑な構造だが、分割したハードトップが小さいためオープン時でも収容スペースの犠牲が最小限で済むという。クーペ時の荷室容量は440Lだが、ハードトップを格納すると200Lほどになる。
Opel社とドイツCarTopSystems(CTS)社が共同で開発した。CTS社はドイツPorsche社の子会社で、Porsche「Boxster」などのほかに、Peugeot社「307CC」やMercedes-Benz「SLKクラス」、GM社「Chevrolet Corvette」などのルーフシステムも手がけている。
ハードトップ格納時でも、トランクの下半分は収納スペースとして使うことが可能。また、格納時でもトランクを利用できるよう、格納したハードトップを250mmほど上昇させる「Easy Load」機能も持つ。