F1第14戦トルコGPは公式予選を迎え、現地時間の午後1時にコースオープンとなった。セッション開始時の気温は30℃、路面温度は43℃、空は晴れてドライコンディションとなっている。まずはレッドブルのデビッド クルサードからコースインとなる。
クルサードのターゲットタイムは1分29秒764となっている。チームメイトのクリスチャン クリエンは1分28秒963でクルサードを上まわる。ミナルディのロバート ドーンボスは後方から白煙を上げ、ピットレーンへと戻ったところでストップしてしまう。クルマのリアから炎も出ている。マクラーレンのファン パブロ モントーヤは1分27秒352で、当然ながらここまでのトップタイムを記録している。続くジャック ヴィルヌーヴは注目されているターン8でラインを外れてしまい、コントロールを失ってスピンオフしてしまう。ヴィルヌーヴはストップしてしまったため、セッションは赤旗中断となる。 現地時間午後1時17分、第2グループの最初の走者であるクリスチャン アルバースがコースへと出ていく。現在の気温は30℃、路面温度は45℃となっている。 アルバースとのタイムは1分32秒186となっている。ザウバーのフェリペ マッサは1分28秒419でクリエンのタイムを上まわる。ジョーダンのティエゴ モンテイロは1分30秒710でミナルディのアルバースを越えてくる。チームメイトのナレイン カーティケヤンはすでにエンジン交換を行なっているために、アウトラップを終えてピットへと戻っている。ポイントリーダーのフェルナンド アロンソは1分27秒050でモントーヤのタイムを0.3秒上まわりトップとなっている。 気温は30℃、路面温度47℃、第3グループはフェラーリのルーベンス バリチェロからの走行となる。 バリチェロは1分29秒369でクリエンに届かない。ルノーのジャンカルロ フィジケラは1分27秒039でアロンソのタイムを0.011秒上まわりトップへ!BARホンダの佐藤 琢磨はターン8でコースオフしてしまい、1分30秒175でクルサードに届かない。続くマーク ウェーバーは、ターン9においてインラップの佐藤に追いついてしまう。ウェーバーのタイムは1分27秒944でマッサを上まわるが、アタックを邪魔した佐藤に対して無線で怒りをあらわにしている。チームメイトのニック ハイドフェルドは1分27秒929でわずかにウェーバーを上まわる。予選後に佐藤 琢磨に対して審議が行なわれることとなる。 気温30℃、路面温度42℃、最終グループの走行順はジェンソン バトン、ヤルノ トゥルーリ、ラルフ シューマッハ、ミハエル シューマッハ、キミ ライコネンとなる。 セクター1でベストタイムを記録したバトンだが、佐藤同様にターン8でバランスを崩し、ターン9でも飛び出して1分30秒063でわずかに佐藤の前となる。トゥルーリは最終セクターで遅れてしまい1分27秒501でモントーヤの後ろ、ここまでの4番手となっている。チームメイトのラルフ シューマッハはターン9でワイドになってしまい、1分28秒594でここまでの8番手に沈んでいる。ミハエル シューマッハはターン9でスピン!アタックをやめてピットへと戻ってしまう。最終走者のキミ ライコネンは1分26秒797でフィジケラのタイムを上まわり、初開催トルコGPのポールポジションを獲得! トルコGP公式予選の結果は1位キミ ライコネン、2位ジャンカルロ フィジケラ、3位フェルナンド アロンソ、4位ファン パブロ モントーヤ、5位ヤルノ トゥルーリ、6位ニック ハイドフェルド、7位マーク ウェーバー、8位フェリペ マッサとなっている。トヨタのラルフ シューマッハは9位、フェラーリのルーベンス バリチェロは11位、BARホンダのジェンソン バトンは13位、佐藤 琢磨は14位、ロバート ドーンボス、ジャック ヴィルヌーヴ、ナレイン カーティケヤン、ミハエル シューマッハはノータイムとなっている。 トルコGP決勝レースは、現地時間で明日の午後3時、日本時間で午後6時にフォーメーションラップ開始となる。