日本アニメ界の巨匠、宮崎駿監督(64)が23日、都内でトークショーを行い、以前から製作中と話していた新作3本のうち1本の詳細を明かした。タイトルは「水グモもんもん」で、上映時間約15分の短編アニメーション。水中で生活するクモの一種「水グモ」にスポットを当てる。
「昨年9月から作っている。釧路湿原にいる水グモの話をやる。水の中の話が面白いと思ったので。小さい者から見た世界が面白いだろうと思った」と振り返った。東京・三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」(客席数80)限定で、来年1月から公開予定。残る2本の詳細は、11月にホームページで発表するという。 この日のイベントは、第18回東京国際映画祭(2日目)の特別招待作品「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(来年3月18日公開)のニック・パーク監督(46)とのトークショー。公の場にあまり登場しない宮崎監督にとって、トークショーは約4年ぶり。同じアカデミー賞受賞経験のあるニック監督とは以前から親交があり、参加を決めたという。2人は映画製作にかける熱い思いを吐露した。 宮崎アニメ新作上映!3作品、1月「ジブリ美術館」で公開 「千と千尋の神隠し」などで知られる宮崎駿監督(64)が23日、来年1月に東京・三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」で新作アニメ3作品を上映することを明かした。
東京・六本木で開催中の東京国際映画祭で明かしたもので、以前から企画していたアニメ「毛虫のボロ」をモチーフにした「水グモもんもん」(約15分の短編)などを上映予定。同美術館の入場料(大人・大学生は1000円)のみで見られるといい、劇場公開の予定はない。詳細は11月に同館HPで発表される。 ジブリ新作「借りぐらしのアリエッティ」2010年夏公開 「崖の上のポニョ」。宮崎駿監督08年夏 “金魚姫” 公開予定 ゲド戦記の挿入歌「テルーの唄」で話題の手嶌葵がデビュー ゲド戦記 ジブリ新作アニメ 2006年7月、挿入歌 手嶌 葵「テルーの唄」 「王と鳥」初公開 宮崎駿、高畑勲両氏の“運命変えた作品 宮崎駿監督新作「水グモもんもん」短編アニメーション ハウルの動く城 宮崎駿監督作品は期待の出来!