Xbox 360の価格は、コアシステム 299ドル99セント〜399.99ドル

　
　マイクロソフト、２種類の「Ｘｂｏｘ360」発売へ

　年末に世界同時発売する次世代ゲーム機「Xbox 360」の欧米市場での小売価格を公表した。装備を最小限に抑えて価格を下げた「Xbox 360 コアシステム」を同時に発売することも明らかにした。
　
　
　米国内価格は「360」が399.99ドル（約4万4000円）、「Xbox 360 コアシステム」が299.99ドル。欧州向けはそれぞれ399.99ユーロ（約5万4000円）、299.99ユーロ。いずれも「Xbox 360 コアシステム」のほうが25％安い。日本向けは9月に開かれる「東京ゲームショウ」で発表する。
　
　
　低価格機種を同時投入するのは、これまであまりゲームに関心を示さなかった層を取り込み、市場シェア1位のソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション」を追撃するのが狙い。
　
　
　本体のほか、コントローラ、本体の外観を変えられるフェイスプレート、テレビに接続するためのSビデオAVケーブル（S-ビデオまたはコンポジットビデオの端子に対応）が付属する。同社では「Xbox 360 Core System」という名称で販売する。
　
　
　このCore Systemとは別に、高機能な周辺機器を加えたパッケージの場合、価格は北米で399ドル99セント、欧州では399ユーロ99セント、英国では279ポンド99ペンスとなる。これには、本体のほかに20Gバイトの取り外し可能なHDD、ワイヤレスコントローラー、音声チャットを楽しむためのヘッドセット、ハイビジョン対応機器に接続するためのコンポーネントHD AVケーブル、Windows XP Media Center Edition 2005搭載PCを操作するためのメディアリモコンなどが付属する。
　
　
　Xbox 360は2005年末に北米、欧州、日本で同時発売される。
　
日本での発売に関する詳細は、9月に開催される東京ゲームショウ2005で発表される。2006年には、オーストラリア、コロンビア、香港、韓国、メキシコ、ニュージーランド、シンガポール、台湾でも発売される予定だ。
　
　
　マイクロソフトのチーフXboxオフィサー、ロビー・バック氏は「Xbox 360は美しいグラフィックスやオーディオ、オンラインプレイを実現する圧倒的な処理能力を備えているだけでなく、CD、DVD、MP3のほか、携帯オーディオプレイヤーやデジタルカメラなど幅広い機器のデジタルデータも楽しめるユニークなエンターテイメント機器としても活躍する」と自信をみせている。