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August 18, 2005 space
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ネットで出稼ぎ?無敵BOTで中国から不正侵入荒稼ぎ

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インターネット上の人気冒険ゲーム「リネージュ2」に中国から不正アクセスが集中し、運営会社の営業を妨害された事件で、同ゲーム内で自動的に一般ユーザーのキャラクターを倒す強力なキャラクターを動かせるプログラムが使われていたことが、香川県警の調べで分かった。
 
 
 なんと不正侵入したのは中国から接続したユーザーが、リネージュ内で使える通貨を手に入れて、そのアイテムをネット上で売り払って、現金で日本円を稼いでいたとみられる。県警は中国人留学生1人を逮捕しているが、プログラムの作成、操作の背景についてさらに捜査を進めている。

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 ◆ロボットキャラ

 「リネージュ2」(登録者数約10万人)の運営会社「エヌ・シー・ジャパン」(東京都)によると、プログラムは「BOT」(ロボットの略)と呼ばれ、自動的に敵を倒し、専用通貨や武器、防具などのアイテムを取得。外見は他のキャラクターと同じで、見分けが付かない。ゲームの利用料を払う一般ユーザーにとっては、自分が操作するキャラクターが攻撃され通貨を奪われるなど、ゲームを続けられなくなる。
 
 奪われた通貨や武器などは、ネットオークションに出品され、高値で売買。落札されると指定の金融機関口座に円で振り込み、確認後に、同ゲーム内で待ち合わせ場所や日時が指定され、キャラクター同士で受け渡しされるという。
 
 
 ◆標的は拡大か?
 
 一方、他の人気オンラインゲームでも、BOTを利用した不正ユーザーが目立つ。冒険ゲーム「ラグナロクオンライン」(登録者数約100万人)を運営する「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」(東京都)によると、システム改善などの対策を取っているが、相手も対抗してイタチゴッコの状態だ。
 
 
 ◆推定市場100億円
 
 財団法人インターネット協会によると、専用通貨やアイテムのネット上の売買の市場規模は50〜100億円(推定)。あるサイトでは、専用通貨が1口につき2300〜8000円で売買されている。国分明男副理事長は「ネット上でアイテムなどを買う人がいる限り、悪用はなくならない」と話す。
 
 
 ▽森井昌克・神戸大教授(情報通信工学)の話 ゲームのアイテム(通貨、武器など)は、ネット上で数万円で売れるものもあり、BOTを利用すれば効率よく収集できる。現在法律で取り締まれないので、運営会社は常に狙われている可能性を認識し、さまざまな事態を想定した対策を取るべきだ。
 
 
 

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HOMENews Blogsゲーム/GAME | August 18, 2005 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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