クローン人間と政府の非情なエージェントとの死闘を描くSFスリラー。ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソンの2大スターが共演。監督は『アルマゲドン』『パール・ハーバー』のマイケル・ベイ。音楽は日本のアニメ『スチームボーイ』を手がけたスティーヴ・ジャブロンスキー。一転二転する意外な展開は、緊張感にあふれ、最後まで目が離せない!
友人ジョーダンと共に地上最後の楽園“アイランド”に行くことを夢見る、青年リンカーン。だが、ふとしたことから、2人は自分たちの住む世界に疑問をもつようになり、やがて衝撃の事実を知ることに! 安全で快適なコミュニティで暮すリンカーン(ユアン・マクレガー)は、自分が人間に肉体のパーツを提供するために作られたクローンであることを知ってしまう。そこで恋人・ジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)とともに外の世界へ脱出するが……。 ■ http://island.warnerbros.jp/ マイケル・ベイ監督の「アイランド」に盗作疑惑 現在日本でも上映中のマイケル・ベイ監督の新作「アイランド」に、盗作疑惑が持ち上がっている。「アイランド」公開前から、SFファンのあいだでは、79年にアメリカで劇場公開された低予算のインディペンデント映画「クローン・シティ/悪夢の無性生殖」と類似点が多いと話題になっていた。 主人公が人間の移植手術のために作られたクローン人間である点や、未来のロサンゼルスを舞台にしていることなど主要な設定がほぼ同じで、米プレミア誌は「アイランド」の前半が、「クローン・シティ」の完璧なリメイクとなっていると指摘。 ついに「クローン・シティ」のロバート・フィブソン監督が、「アイランド」を製作したドリームワークスとワーナー・ブラザースを著作権侵害で訴えた。原告側によると、「アイランド」にはキャラクター設定から、構図、台詞に至るまで90もの類似点があるという。これに対し、ドリームワークスは、独自に開発したオリジナル作品であると主張している。 「アイランド」失敗の濡れ衣がスカーレット・ヨハンソンに? 盗作疑惑で物議を醸しているSFアクション映画「アイランド」(マイケル・ベイ監督)に、またも問題が持ち上がった。同作は製作費1億2000万ドル(約132億円)以上という超大作であるにも関わらず、全米マーケットでは興収約3490万ドル(約38億円)という惨敗。 同作のプロデューサーを務めたウォルター・パークスとローリー・マクドナルド夫妻は、別のプロデュース作品「Just Like Heaven」(リース・ウィザースプーン主演)のインタビューでその原因について質問され、「彼らは明日のスーパースターかもしれないが、今日のスーパースターではない」と主役を務めたユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソン2人のスターパワーの欠如を挙げた。 特にスカーレット・ヨハンソンの演技に対しては辛辣で、マクドナルドは「もっと知名度の低いテレビ女優だって、観客にアピールすることができたはず」とコメント。このコメントを聞いたスカーレット・ヨハンソンは、「映画のマーケティングに失敗した責任を取らずに、責任転嫁してる」と反論。「私は映画のなかでの演技に満足してるわ」と語っている。