新たな提携関係によって、PalmSourceは、携帯電話メーカーなどが進めるLinuxベースの製品開発を支援することを目的に、MontaVista Softwareが提供している「Mobilinux Open Framework」パートナープログラムへ正式に参加することがアナウンスされている。
一方、MontaVista Softwareは、スマートフォンの普及を促進するため、PalmSourceが携帯電話キャリアなどを支援する「Palm Powered Mobile World」プログラムへの正式参加を発表している。
MontaVista Softwareのマーケティング副社長を務めるPeder Ulander氏は「Palm Powered Mobile Worldに参加することで、PalmSourceの開発者コミュニティと密接に協力して、機能性や自由度の高いLinuxを用いたアプリケーション開発を進めるため、我が社の知識やツールを提供できることを嬉しく思っている。MobilinuxとPalm OSを統合した製品により、各社から高性能なLinuxベースの携帯電話が登場してくることを期待している」とコメントした。
PalmSourceのビジネス開発部門副社長を務めるAlbert Chu氏は「今回のMobilinux Open Frameworkへの参加は、Linux上で動作するPalm OSの提供を積極的に推し進めていく我が社の方針を示している。両社の提携によって、各メーカーは短期間で、低価格かつ高性能なLinuxベースの携帯電話の開発を完了できるようになるだろう」と語っている。