「CiscoがNokia買収を検討」と報道されているようですが、その根拠として、Ciscoのジョン・チェンバースCEOはワイヤレスインフラ企業との合併に関心を持っていると報じらた事が理由のようです。 では、その実現性はどうなのでしょうか?
Cisco Systemsがワイヤレスインフラ技術を手に入れるため、世界最大の携帯電話メーカーNokiaの買収を検討していると、USのBusinessが8月7日に報じています。 同紙は情報源を明かしていないものの、Ciscoはこれまでニッチな技術企業の買収に集中してきたが、ジョン・チェンバースCEO(最高経営責任者)はワイヤレスインフラ企業との合併に関心を持っていると考えられていると伝えている。 「Nokiaが最も適切な高いターゲットとして特定された」と同紙。 インターネット機器最大手のCiscoは、時価総額およそ約1230億ドル、一方Nokiaは約710億ドルで、何でもありのUSならば、この程度の金額ならば実現性もありそうです。 Businessでは、Ciscoの大黒柱であるネットワーキング市場は固定回線とワイヤレスネットワークの統合により急速に変化しており、Ciscoはインテリジェントなワイヤレスアプリケーションを開発する技術を入手するために合併する必要があるとしている。その技術を提供できるのがNokiaだとも伝えています。 CiscoのチェンバースCEO、「大型買収は成功しない」とNokia買収を否定 Ciscoの買収戦略は、自社にない技術を追加するために小規模の企業を取得するものであり、Nokiaを買収することはあり得ない、とチェンバースCEOは語った。 Cisco Systemsのジョン・チェンバースCEOは8月9日、大型買収はうまくいかないという持論を改めて表明し、今週に入ってから同社が携帯電話メーカーのNokiaを買収するという噂を市場が幾分でも信用したことに「驚いている」と語った。 「大型買収がうまくいくとは思えない」とチェンバース氏はインタビューの中で語った。このインタビューでチェンバース氏はCiscoは小規模の、通常は非公開企業を買収し、自社が持っていない新技術を追加するという、かねてからの考え、戦略を改めて語った。 Business紙掲載の記事で匿名情報とされている噂についてチェンバース氏は「市場がこのことについて、幾分でも信用したということに私は驚いている」と述べた。 世界最大の携帯電話メーカーであるNokiaの株価は、8月8日にインターネット機器のトップメーカーであるCiscoがNokiaのワイヤレスインフラストラクチャ技術を獲得するために買収提案を行っているという新聞報道がされた後、3%以上の高値を付けた。