今回、映画の中でリメイクされた“奥さまは魔女”には、二コール・キッドマンが主演していますが、こんなに可愛かった?と思えるほど、仕草や雰囲気が素敵な若妻を演じています。しかも魔女・・・元ダンナのトム・クルーズも未練あるとの噂は納得ですね。
'64年〜'72年の8年間、アメリカの3大テレビネットワークのひとつABCでゴールデンタイムに放映されました。1話30分のシチュエーションコメディで、今なお人気の衰えないシリーズです 。 今回リメークにあたりアカデミー賞®女優ニコール・キッドマンを主演に迎え、『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』の女性監督ノーラ・エフロンが、新たなラブストーリーを描き出す。胸が締めつけられるような、切ないラブ・ファンタジー。まもなく、日本中が愛の魔法にかけられる。 物語は、魔界から人間界へとやってきたキュートな魔女サマンサが、運命の男性ダーリンと、一日に何度も偶然ぶつかるところから始まります。ふたりはごく普通に恋をしてするすると結婚生活を送ることになるのですが、サマンサの魔法がひきがねになり、毎回コミカルな騒動が巻き起こります。 サマンサの魔力は相当なものらしく、魔界の次期女王さま候補。けれども彼女は便利な魔法の世界よりも愛するダーリンとの幸せを選んだのです。サマンサは明るくさばけたアメリカの普通の専業主婦として、幸せオーラをふりまきながら家庭をきりもりしていきます。 ダーリンはちょっぴり頼りないけれど愛情いっぱいの人。ふたりはよくケンカをしますが、新婚男女ならではのコミュニケーションのすれ違いが、お国柄や時代が違っても興味深く、笑いにつながる普遍性が感じられます。最後にはまあるく収まる解決っぷりが、作品に幸せ感を漂わせています。 エリザベス・モンゴメリー扮するサマンサの陽気で華やかな魅力に比べると、ダーリンの陰はちょっと薄かったようで、今回の映画の中でもダーリン役のオファーがきたジャックがひどく落ち込んで、「オリジナル版では、ダーリン役の俳優が途中から代わっても、誰も気づかなかった……」なんて嘆く場面が出てきます。 日本では'66年から放映開始。すっかりおなじみになったあのオープニングナレーションは、実は、日本放映時に作られたオリジナルだそう。“奥さまは魔女”は日本でも愛され、古き良きアメリカといえばこのドラマのイメージそのもの。サマンサの'60年代ファッション、家具や電化製品からかいま見る豊かなアメリカの家庭像、そして、魔法が象徴する未来への万能感はアメリカ文化への憧れにつながりました。ドラマがきっかけで、以降、日本では魔女っ子アニメが続々登場するなど、影響は数知れず。 ■ 奥様は魔女!公式ホームページ ■ 奥様は魔女!日本語主題歌:松田聖子 I’ll fall in love 8月24日発売開始