太陽系で10番目となる新たな惑星を発見したと、米航空宇宙局(NASA)が30日、発表した。惑星は冥王星や海王星の軌道より外側で、氷の塊が集まったカイパーベルトと呼ばれる帯の中にあり、冥王星より大きいとみられるという。
発表によると、惑星はカリフォルニア州にあるパロマ天文台のサミュエルオースティン望遠鏡で、2003年10月31日に撮影された。しかし見つかった場所が、太陽から地球までの距離の97倍と、はるかかなただったため、動きがはっきり確認できず、今年1月にあらためてデータを分析し、惑星であることを確認したという。 発見したカリフォルニア工科大の研究者は「まだ最終的な答えではないが、おそらく冥王星の1・5倍の大きさがある」としている。