国土交通省は28日、現在の運輸支局などの所在地名ではなく、地域が希望する地名を自動車のプレートに表示できる「ご当地ナンバー」として、「仙台」や「倉敷」など18のナンバー名を認めることを決めた。29日に正式発表する。
「ご当地ナンバー」は20地域から地域振興などを理由に応募があり、5月末に締め切った。このうち、鹿児島県が奄美大島など5島での利用を希望した「奄美」ナンバーと、山梨、静岡両県の13市町村が共同して申請した「富士山」ナンバーは認められなかった。
国交省は行政事務が混乱せず、コストがかからないようにするため、選定基準に(1)地域内に登録されている自動車台数が10万台を超えている(2)複数の運輸支局、自動車検査登録事務所の管轄にまたがらない−−などを挙げていた。 ■06年度に導入される「ご当地ナンバー」
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