シャープが空気清浄機を一新。8月下旬に5機種8モデルを発売する。全モデルに、帰宅時などに持ち込んだ雑菌やハウスダストを一気に除菌・浄化する“除菌シャワー”を搭載。省スペース性も重視した。
シャープは7月25日、空気清浄機の新製品5機種を発表した。帰宅時などに持ち込んだ雑菌や、動いて舞い上がったハウスダストを一気に除菌・浄化する“除菌シャワー”を全モデルに搭載。 部屋に人が出入りしたり、室内で咳をしたりするとき、空気中の雑菌やハウスダストの量が急激に増える傾向があるという。
「帰宅すると、外から大量に雑菌が持ち込まれ、また部屋の中を人が動くたびに床にあるダニのフンや死骸などの“ハウスダスト”やカビ菌が舞い上がる。空気の汚れは、人が出入りする際に非常に多くなっている」。 「とくに冬は、しっかり服をはらったつもりでも花粉が衣服についてくる。また、一回咳をすると約10万個、くしゃみでは200万個のウイルスが室内に飛び散る」。
新製品の“除菌シャワー空気清浄機”は、従来の約5倍の能力(イオン発生量)を持つプラズマクラスターイオン発生装置を搭載。入室時に本体上部にある「除菌シャワーボタン」を押すと、濃度の高い除菌イオンをシャワーのように放出する仕組みだ。風量の強弱を切り替えながら、15分間のハイパワー運転を行うことで、舞い上がるアレル物質の活動を最大91%抑制し、空気中を浮遊しているカビ菌も最大99%除去できるとしている。
「帰宅したら“手を洗う”“うがいする”といった清潔習慣に“空気を洗う”も加えることを提案する」 スリムデザインの「FU-S51CX」および「FU-S40CX」には、除菌イオンの放出状況を吹き出し口の光の濃淡で知らせる「クリスタル・シグナル」と、空気の汚れ具合を色の変化で確認できる「クリーンサイン」を搭載。除菌イオンの放出状況や効果が一目でわかるようにした。設置面積も従来比(2004年度商品)で約36%減らしている。 フィルターも進化した。上位モデルの「FU-S63CH」および「FU-S51CX」には、タバコの煙に含まれる一酸化炭素を低減させる「洗える脱臭フィルター」を業界で初めて採用。フィルターの一部に一酸化炭素を低減させるCO触媒を封入している。「約2畳の実験室でタバコ4本分の一酸化炭素が合った場合、6時間でおよそ50%に減った。CO触媒がない場合に比べ、低減率は倍になる」。
発売日はいずれも8月23日で価格はオープンプライス。