日立製作所は7月19日、鏡に映像や文字情報を重ねて表示できるミラー型ディスプレイ「Miragraphy」(ミラグラフィ)を発表した。人々が自然に目を留める鏡を情報表示装置に応用したもの。ショーウィンドウの代替として“ミラー型広告”などの用途を提案している。9月30日に発売する予定だ。
本体内部にプロジェクターやPCを内蔵。前面は内側に拡散フィルムを貼り付けたハーフミラーになっており、プロジェクターの光を拡散フィルムに投射すると「鏡」の表面に映像が表示される仕組みだ。PCをネットワークに接続して“お天気情報”などの情報を表示したり、人感センサーを使ってお客が近づいたら広告メッセージを表示するといった用途を想定している。 ミューチップ/ICカードリーダーなどと組み合わせることも可能だ。たとえば、商品タグにミューチップを入れておき、ディスプレイに近づけると関連情報を表示。あるいはICカードのメンバーズカードを読み取り、お客固有の情報を表示するといった使い方ができるという。 誰もが自然に目を止める鏡。ミラグラフィは商品や催事など、お客様にお奨めしたい情報を重ね合わせて表示する、これまでにないミラー型ディスプレイです。 通常のミラーとしてお客様の姿を映すだけでなく、文字情報・映像情報を重ねて表示することができます。 人が近づくと情報を突然表示したり、天気、ニュース、占いなどの情報をインターネットと連動して提示したりすることもできます。 商品についたICタグを近づけることで、その服に似合うアクセサリーなどの情報を提供することができます。 シンプルさと高級感を意識したスリムデザイン。 さりげないフォルムが店舗にエレガントな斬新感をもたらします。 ■ 日立 ミラグラフィ