今では“ブログの女王”とも呼ばれる眞鍋かをりだが、1年前にココログを始めるまではブログの存在を知らず、パソコンも大学でレポートを作る時に使う程度。日記をつける習慣もなく、その日の出来事を手帳に箇条書きする程度だったという。「ニフティさんからココログのお話をいただいた時、『これはハマるな、面白そうだな』と感じて、ココログを始めさせてもらいました」。
■ 眞鍋かをりのトークライブは各回とも盛況
眞鍋かをりトークライブは、J-WAVEでパーソナリティを務めるDJ TAROが司会進行を担当。1日に2回行なわれたトークライブは各回とも盛況で、開場早々にトークライブの整理券配布が終了するほどの人気ぶりだった。 ココログをきっかけにブログに夢中になった眞鍋かをりは、睡眠時間を削ってまでブログに没頭することも。「仕事を終わって家に帰ってから書くとなると、どうしても夜に書くことが多いんです」。ブログの更新時間は、一番遅い時で朝の4時になったこともあるという。 ブログには、仕事で起きた面白い話を友達や家族にしたときに、その話を笑ってもらえると「これは本当にいろいろな人に伝えないともったいない」と思ってブログに書くようにしている。そういった使い方のせいからか、眞鍋かをり自身はブログを日記とは考えていない。「みんなも面白いことがあったら友達に話しますよね。ブログはそれを表現しているだけなんです」。 今までのブログの中で印象に残るエピソードを聞かれると、メガネをかけた写真を載せたエントリー「なりきりTommy Febrary」に1,000近いトラックバックが集まったエピソードを真っ先に回答。また、ヤクルトスワローズの古田選手がSo-netでブログを始めた際に、「打倒眞鍋かをり宣言」をアピールしたことも思い出に残っているという。「その後も堀江さんに会えたり、ブログを通じていろいろなことがありました」。 ■ ブログの書籍化も眞鍋かをり本人から発表 トークライブでは、「眞鍋かをりのココだけの話」書籍化の話も本人から紹介された。「ブログをただ本にしただけでは面白くない」との考えから、本に収録したエントリーにはすべて自分でコメントをつけるほか、ブログに載せたお店の紹介、これからブログを始める人のためのブログ10箇条も掲載。さらにブログには掲載していない書き下ろしも6、7点ほど掲載する予定だ。眞鍋かをりは「やりたいことを全部言って、写真も自分で決めました。内容もデザインも全部決められたのが嬉しいです」と書籍化の感想を述べた。 会場では、参加者の質問に眞鍋かをりが答えるコーナーも用意された。「ブログの女王としての最終的な野望は?」との質問には、「最終的には(書籍の)第2巻を出したい!」とコメント。また、仕事ではできないことをブログで試してみたいとの希望もあり、「最近はお仕事でグラビアをやらなくなったので水着が着れないんですが、海に行った時にブログ上だけで水着姿を載せたりしてみたいな」と、大胆な発言も飛び出した。 ブログの醍醐味について聞かれると、「(回答が)少し長くなるかな?」と前置いた上で、「すごく引き出しが増えますね」との考えを示した。「ブログを書こうとすると、まず知識が必要なので調べる。それから自分の立場だけじゃなくていろいろな立場から物を見て、それを噛み砕いた上で一番誤解を生まないような最高の言葉を選び出し、順序立てて書くという作業をしなければいけないんです」。 眞鍋かをりは「(ブログを書く作業は)大変ですけど、それをしている間に自分の中で意見が生まれて、その話題が出た時に自分の意見として出すことができる。その積み重ねで、いろいろなことに対して自分の意見を溜めていけるんです」とブログの魅力を語った。 オフの過ごし方は「やらなきゃいけないことをやっているうちに終わっちゃう」一方で、「気づいたら6時間ぐらいネットしていた」ことも