正式名称を環境省 国民公園 新宿御苑と呼ぶ公園ですが、環境省が28日に発表した報告によると、新宿御苑は周辺市街地と比べて昼で約2度、朝夕で約1度気温が低いことがわかった。
大規模緑地の冷気を活用してヒートアイランド現象を改善しよう――環境省は東京・新宿御苑の周辺のビルの屋上や道路の街路樹などの緑を増やし、気温の上昇を抑える「実験」に取り組むことを決めた。7月にも、周辺住民らを交え、長期的な街づくりについて検討会を開く。 約58ヘクタールの広大な緑地の効果とみられ、特に風のない夜間は、冷気が南北80〜90メートルにまでにじみ出し、ヒートアイランド現象の改善に貢献しているという。また、周辺のビルや住宅がこの効果を遮り、冷気の拡張を妨げていることも分かった。 環境省の報告は、周辺のビルや住宅が屋上や壁面を緑化し、沿道に街路樹を植えるなど、緑地に連続性を持たせれば、冷気をより外側へ広げることができる、と指摘した。
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