プラズマテレビは50V型で400〜500ワット、60V型なら600ワット前後という“電気食い”。プラズマに比べて省電力をアピールする液晶テレビでも、45V型で360ワット(シャープ「LC-45GE2」)、65V型だと619ワット(同「LC-65GE1」)に及ぶ。
ハイコストパフォーマンスの秘密は、超高精細小型液晶パネル
液晶やプラズマで大画面テレビを製造しようとすると、大きな液晶あるいはプラズマのパネルを作らなければなりません。このパネルの開発と製造には大変なコストがかかります。
リビングステーションでは、映像を生成する部位に超高精細小型液晶パネル(対角サイズ1.8cm)を利用しています。この液晶パネルに光源である投写ランプの光を当てて透過させ、作り出した映像をレンズで拡大してスクリーンに映し出しているのです。
小さな液晶パネルを使って投写する方式で、大きな表示パネルを必要としないためハイコストパフォーマンスを実現できるのです。
◇新商品「ELS-47S1」および「ELS-57S1」の特徴
全国で順次放送が開始されている地上デジタル放送。これからのテレビには欠かせない地上デジタル放送チューナを内蔵しました。またBSデジタル、110度CSデジタル放送にも対応していますので、ハイビジョンで臨場感あふれる迫力映像をお楽しみいただけます。
1. 映像の魅力を最大限に引き出す「エプソン高画質テクノロジー」搭載
入力信号を最適化し、鮮明でリアルな映像を再現する「エプソン高画質テクノロジー」搭載により、入力から出力までの各段階でデジタル処理を行い、目を見はる美しい映像を再現します。
鮮明な画質と立体感向上を実現する「3次元エンハンサー回路」搭載
平面的でぼやけた画像のエッジをシャープにし、コントラスト感のない映像の陰影を強調することにより、鮮明で立体感のある映像を再現します。
ハイビジョン映像への最適化を実現する「I/P変換回路・解像度変換回路」搭載
I/P変換回路が480iで入力された信号を480pに、1080iは1080pに高画質プログレッシブ信号に変換します。その後解像度変換回路で搭載された液晶パネルに最適な解像度(1280×720)へ変換することにより、液晶パネルの性能を最大限に引き出し、一層緻密なハイビジョン映像を再現します。
明るさ25%アップ「高効率光学エンジン」搭載
ランプから出る光をR・G・Bに分離する光路を新しい発想で設計することにより、従来と同じ100Wランプを使用しながら明るさが従来製品と比較して25%アップしました。より鮮やかな映像を再現します。
2. 高性能液晶デバイスが実現するコストパフォーマンス
リビングステーションは映像の生成をハイビジョン対応の小型高性能液晶パネル3枚(3LCD方式:HTPS-液晶3板式)で行い、プリズムで合成してからスクリーンに投射することで、大画面を実現しています。画面サイズに対応したディスプレイパネルが不要で、大画面化にともなう製造コストが低いため、大画面でありながら高いコストパフォーマンスを実現しました。
3. 臨場感あるサウンドを楽しめる 「SRS TruSurround XT」 内蔵
一般的な2ch(ステレオ)スピーカで5.1ch再生時の臨場感を再現する技術「SRS TruSurround XT」内蔵により、本体スピーカのみで臨場感のある迫力サウンドをお楽しみいただけます。また幅広い音楽ソースに対応する4つの音声モード(シアター/ミュージック/ミュージックライブ/ノーマル)により、シーンに合わせた音響でお楽しみいただけます。
4. 見たいシーンを見逃さない2画面表示機能
52型なら28方テレビサイズで同時2画面表示も可能
同時間帯に放送される番組を同時に見たいとき、地上・BS・110度CSデジタル放送とアナログ放送、CATV、ビデオ入力など、2つの番組を28型サイズの大画面で同時にお楽しみいただけます。
同時間帯に放送される番組を同時に見たい。そんなときに便利な2画面表示機能。地上・BS・110度CSデジタル放送とアナログ放送、CATV、ビデオ入力など二つの番組を28型サイズの大画面で同時に楽しめます。副画面の音声は、前面パネルに設置された副ヘッドホン端子から聞くことができます。
※ELS-57S1で4:3画面を表示した場合です。16:9画面の場合は26型サイズで表示します。左画面は内蔵チューナで受信したデジタル放送、右画面は内蔵チューナで受信したアナログ放送または外部入力からの映像をご覧いただけます。
5. 手軽に見る・探す・便利な電子番組表「EPG」搭載
リモコンの「番組表」ボタンを押せば、地上・BS・110度CSデジタル放送の番組が一覧表で表示され、番組選びや録画予約が簡単です。さらに映画・スポーツなどジャンルを指定すれば、約1週間先までの該当番組をピックアップしてリスト表示しますので、お好みの番組をすばやくご覧いただけます。
6. 6つのカラーモード
視聴環境や番組に合わせて、3つのプリセットされたカラーモード(ダイナミック/ナチュラル/シアター)とお好み調節が可能な3つのモード(お好み設定/カスタム1/カスタム2)から簡単に選択いただけます。
7. スマート & エコロジー
本体奥行きは約40cmで、両サイドが鋭角に絞られた台形フォルムとなっています。部屋のコーナースペースに設置する場合は、ブラウン管テレビ25型相当の設置スペースで配置することが可能なため、6畳リビングでも無理なく視聴いただけます。またシンプルなシルバーと黒のコンビネーションカラーに加えて、本体左右下部がU字型デザインのため、大画面テレビにありがちな圧迫感をなくし、リビングに優しく、スマートな存在感を演出します。消費電力はわずか198W(ブラウン管テレビ32型とほぼ同等)と低消費電力設計で、しかもオートシャットダウンや無操作電源オフなど、節電機能を搭載した環境に配慮したテレビです。
買うとしたら、「ELS-47S1」「ELS-57S1」のどちらか? 特に予算が30万円以下に限定されるとか、設置場所の問題でもなければ、これはもう「ELS-57S1」の方だと言い切れる。
自分がテレビや家具を買う際に目安とするのは、価格(というかコストパフォーマンス)はもちろん、もうひとつは「軽さ」である。逆に、大きさはあまり気にしない。ともかく容易に動かせない、人間1人分(しかもフライ級レベル)の重量以上のものは自宅に置かないという、端から見ればおそらく変な信条を持っているのだ。そんなわけで、大型ブラウン管テレビは買ったことがない。
さまざまな理由で、映像品質面ではブラウン管がベストだと思うが、現在販売されている製品を見ても、32型あたりでも50キロを超えてしまう。36型では80キロ近い。その点では、液晶テレビやプラズマテレビは選択肢となりうるが、個人的には価格の面で折り合わない。
さらに、フロントプロジェクターの100型投影画面にすでに慣れてしまっているので、もし大画面テレビ1台に置き換えるなら、最低でも50V型前後の大きさでないときっと満足できないだろう。そうなると、液晶テレビではほぼ候補はなく、50V型プラズマテレビだと60万〜70万円前後の予算が必要だ。それは無理。
そう考えると、57V型でも40万円以下・49キロと、価格・重量ともに許容範囲の「ELS-57S1」は、かなり有力な選択肢である。もちろん、47V型で30万円以下・38キロという「ELS-47S1」の手軽さに魅力を感じる人も多いだろう。
■エプソン リビングステーション価格比較・検討はこちら!
「SEDテレビ」次世代薄型テレビをキヤノン・東芝が公開