ミシュラン アメリカGP欠場の意向を発表! 2005年F1第9戦アメリカGPは、いよいよとんでもない状況になってきた。FIA側がミシュランに対してバルセロナスペックでの走行を許可しないことを発表し、最終コーナーに臨時シケインなどを設けるという方策も行なわないと断言したため、ミシュランは彼らの7つのパートナーチームに対してレースに出場させない意向を明らかにした。
これによって、ルノー、マクラーレン、トヨタ、ウィリアムズ、レッドブル、ザウバー、BARホンダはレースに出走しないということになる。
FIAは、レース開始1時間前に、ミシュランユーザーに対して決断を迫っていた。 ミシュランのピエール デュパスキエはFIAに対して、「現在のレイアウトでは、レギュレーションを満たしたタイヤで走行することはできない」という文書を送った。それに対して、FIAのレースディレクターであるチャーリー ホワイティングは、ミシュラン側に対して妥協することはないと断言している。 ホワイティングはミシュランユーザーのチームに対して、次のような選択肢の中から決断するように促している。
「我々の先の通達で説明したように、チームはターン12と13を他のクルマを妨害することなくスロー走行するか、厳しいペナルティを覚悟のうえ予選で使用していないタイヤで走行するか、レース中に安全面を理由とするタイヤ交換を行なうのか、その中から選択する必要がある。それは彼らが決断することである。我々には何も付け加えることはない」