コンフェデレーションズカップ・ドイツ大会 初戦は黒星だった両国にとって、互いに譲れない戦い。
国際サッカー連盟の世界ランクは欧州王者のギリシャが13位で、日本は18位。日本は初戦の3―5―2から4―4―2にシステムを変更し、柳沢と玉田が2トップを組んだ。
サッカーの6大陸王者などが集うコンフェデレーションズカップ・ドイツ大会は19日午後6時(日本時間20日午前1時)すぎ、日本代表―ギリシャ代表が始まった。 日本は3月のワールドカップ(W杯)最終予選、イラン戦以来となる4バックの布陣。2トップには柳沢(メッシーナ)と玉田(柏)が入り、カウンターから加地(F東京)の鋭い突破や中村(レッジーナ)の好パスで何度も絶好機を迎えたが、得点は奪えなかった。 日本は昨年の欧州選手権を制したギリシャとはこれが初対戦。第1戦でメキシコに敗れており、各組上位2位までの1次リーグ突破のためには負けられない試合。 前半から日本が速いパス回しで押し気味に試合を展開。加地や玉田らが積極的にゴールを狙ったものの、シュートの正確性を欠いた。39分、玉田がDFラインから抜け出しながら、シュートは左へ。42分には柳沢がGKと1対1となり、球を浮かせたシュートでGKの頭上を破ったが、カバーしたDFにクリアされて得点ならず。
後半31分 日本 GOOOOOAL!!
中央から福西がペナルティーエリア手前に縦パス。DFがいったんカットするも、こぼれ球を中村がダイレクトでスルーパス。大黒がゴール前に走り込み、体勢を崩しながらもシュート! ゴール左に突き刺さる。日本、待望の先制点、ゴール前で中村の縦パスに反応した大黒が右足で決めた。
後半46分 日本 右CKをショートで出し、中田英が低いクロス。ニアの大黒がスルーし、中央の中田浩がシュート! しかしゴールライン上でギリシャDFがクリア
試合終了 主審がホイッスルを吹き、試合終了。日本が大黒のゴールでギリシャを下した
高さで優位に立つギリシャはロングボール中心でゴールを狙ったが、日本がはね返しつづけた。