パナソニック トヨタ レーシングは今週末のアメリカGPに、ラルフ シューマッハに代わってリカルド ゾンタを起用することを決断した。昨日のフリー走行において最終コーナーで激しくウォールにクラッシュしたラルフは、その後病院へ向かって精密検査を受けていた。
ラルフ シューマッハ メディカルチェック通過が必要 昨日のフリー走行で大クラッシュを演じたラルフ シューマッハは、今日のフリー走行に参加する前にメディカルチェックをパスしなければならない。昨日のクラッシュの後で目がかすむ症状を訴えたラルフは、昨年同様にCTスキャンを受けた。 ミシュランとトヨタは依然として原因究明を続けているが、情報によるとコースの破片を拾ったか、低すぎるタイヤプレッシャーで走行していたことが原因ではないかと言われている。ミシュランのピエール デュパスキエはリリースにおいて、「17台のミシュランタイヤを装着したクルマが走行していたが、広範囲にわたるトラブルは出ていない」と、主張している。 一方、ラルフの兄であるミハエル シューマッハは、「昨シーズンの後、ボクが要求したウォールの改善が上手くいったことを嬉しく思うよ。とにかく、ラルフはとてもタフなんだ」と、コメントしている。 昨年も同じ場所でクラッシュし、長期的な欠場を余儀なくされるケガを負ったラルフは、木曜日の段階で次のようにコメントしていた。
「ボクらはみんな、大きなクラッシュに遭遇するかもしれないことを分かっている。もしそれが怖いなら、やめてしまった方がいいね」